眠れる資源「河川」の賑わいを目指し 「かわまちづくり」に取り組む加古川市

加古川市の特産「牛肉」を河川敷で楽しめるイベントを9月に予定

兵庫県加古川市(市長:岡田康裕)では、市の中心部であるJR加古川駅にほど近い場所を県下最大の一級河川加古川が貫流しており、その立地条件を活かし「かわまちづくり」に取り組んでいます。「かわまちづくり」は、国土交通省が定める、地域の「資源」と「知恵」を活かした河川の利用促進による地域活性化や観光振興を目

2021年度からは、「かわまちづくり」の一環として、加古川市協働のまちづくり推進事業補助金を活用した市民活動団体等による様々なイベントが河川敷で実施されています。市内外から多くの方が集まる場として認知が広がり、河川に新たな賑わいが生まれています。2023年度は14件のイベントが実施され、総来場者は121,597人となりました。2024年度も、5月から10月まで13件のイベントが予定されており、9月21・22日は、加古川市特産の「牛肉」を楽しめる「JAPAN BEEF FESTIVAL in Kakogawa」が開催されます。

「かわまちづくり」は、新しい水辺の活用の可能性を切り開くための官民一体のプロジェクトである「ミズベリング」の一環として進められています。「ミズベリング」には、水辺に興味を持つ市民や企業、行政が三位一体・ひとつの輪となり、持続可能な水辺の未来に向けて改革していくという意味が込められています。従来、河川敷は営利目的の利用が認められていませんでしたが、2011年度の規則改正で国土交通省の指定を受ければ、飲食店などを開くことが可能になりました。

市においても、JR神戸線南側の加古川左岸堤防上でキッチンカーを集めたイベント「加古川 de リバー Kitchen」を 2022・2023年度に開催しています。このイベントは、将来的に堤防上で民間企業等が飲食店等を運営できるようにする社会実験を兼ねており、通行量や天候による来場者数の影響の調査、椅子やテーブルの設置といった滞在できる空間づくりの効果など、対象地の集客ポテンシャルや課題の把握を行いました。2024年1月には、対象地を「加古川市かわまちづくり賑わい交流拠点」と位置づけ、飲食施設や公共トイレ等を整備・運営する民間企業をプロポーザル方式で公募し、8月に優先交渉権者が決定しました。今後は、優先交渉権者と協議を重ね、2028年春のオープンを目指します。

【今後の予定】

■KAKOGAWA MUSIC FES

アマチュアミュージシャンのオーディション+ゲストミュージシャンが参加するステージと飲食ブースによる音楽イベントを開催します。

《開催日》 2024年9月15日(日)

 

■第2回 JAPAN BEEF FESTIVAL in Kakogawa

牛肉をはじめ加古川の様々なグルメとダンサー、ミュージシャンのステージが楽しめます。

《開催日》 2024年9月21日(土)、22日(日)

■加古川大道芸フェスティバル2024

国内外で活躍するパフォーマー大集結!関西最大級の大道芸イベントです。ジャグリングのワークショップも。

《開催日》 2024年9月29日(日)