ばえめしつなぎ-シェフ・大将編-第1回 NAMIKI(ナミキ)667 ペストリーシェフ 大澤隆一さん

本企画では、全国の飲食店が提供する料理のなかで、消費者が思わず写真を撮りたくなる「ばえめし」を紹介するとともに、実際に調理されているシェフにその誕生秘話などを語って頂きます。
第1回となる今回は、ハイアット セントリック 銀座 東京のダイニング バー&ラウンジNAMIKI(ナミキ)667でペストリーシェフを務める大澤隆一さんに話を伺いました。

NAMIKI(ナミキ)667でペストリーシェフを務める大澤隆一さん

――最近、お客さんが良く撮影されている料理・メニューは。
「『Sweet Afternoon Tea』を撮影される方が多いですね。」

――NAMIKI667で提供されているSweet Afternoon Teaのこだわりポイントは。
「元々、オープン当初からケーキセットを提供していました。アフタヌーンティーに変わったのは2021年10月からです。メニュー作りでは、これまでのケーキセットのボリュームはそのままに、昔ながらのプリン、ショートケーキ、フルーツ大福、シュークリームなどInstagramをはじめSNSで映えるシンプルで分かりやすいものを意識しています。現在、『BROWN SUGAR 1ST.』のバニラビーンズとコラボレーションしたStrawberry Afternoon Teaを2月28日(月)まで提供しています。」

――苺スイーツで映え写真を撮るためのコツは。
「この時期は寒いですが、テラスに出て自然光で撮るのがオススメです。」

Strawberry Afternoon Tea

――時間をかけて撮影されるお客さんも多いですか。
「ピンク色のシートを持参されて写真を撮られるお客様もいらっしゃいます。アイスなどが溶けないうちに、なるべく早く食べて欲しいですが、そこまで準備して綺麗に写真を撮っていただけるのは嬉しいです。」

――ばえめし等メニュー開発は、どのようにされていますか。
「皆でアイディアを持ち寄って作っています。スタッフは5人で私以外は全員女性です。最年少の20代のスタッフにはその世代ならではのInstagramやTikTokなどの流行を聞きながら、メニュー開発をしています。」

――特に食べて貰いたいお客さんも若い層を中心に。
「現在、お越し頂いている割合の多い20代~30代のゲストをメインにInstagramなどSNSを利用されているゲストには食べて貰いたいですね。また、ホテル自体が入りやすい場所なので、小さなお子様がいる方も気兼ねなくお越しいただきたいです。」

――今後、NAMIKI667で展開予定のばえめしは。
「来年の3月から苺にお花を飾った可愛い映えるメニューを考えています。」

――人生最後に食べたいものはなんですか?
「『AU BON VIEUX TEMPS 尾山台』のケーキを食べたいです。元々フランスのクラシックなお菓子が好きで、専門学校時代に食べた際に、一番鮮烈に印象に残ったお菓子です。
(ばえめし編集部:TACHIOKA・YOSHIKAWA 写真:JOSH)

編集後記:
第1回とあって、編集部員も緊張しながら取材をしましたが、大澤シェフの人柄に助けられ、なんとか送り出した第1号。ばえめしスイーツの開発には、20代女性ならではの感性とそれを受け入れる上司の度量が必要だと感じた1日でした。
(YOSHIKAWA)

左:ハイアットセントリック銀座東京総支配人の内山渡教さん
中央:NAMIKI(ナミキ)667ペストリーシェフの大澤隆一さん 
右:ハイアットセントリック銀座東京マーケティングコミュニケーションズコーディネーターの中堂湖子クレールさん 

プロフィール:
大澤 隆一(おおさわ・りゅういち)
埼玉県 美里町生まれ
2004年に服部栄養専門学校を卒業後、カノビアーノドルチェにてキャリアをスタート。2006年にフレデリック・スケルターが出店した日本初ペストリーブティックにて、パティシエとして本格的に就業を開始。その後、NOBU TOKYOのペストリー部門、台湾のペストリーブティック Micasa Dolci Pâtisserieでスーシェフとして活躍。2012年に台湾から帰国後、ウェディング会社のペストリー部門での企画から制作の役割を担った後、2014年にジャン・ジョルジュ 東京の立ち上げに伴い、ペストリーシェフに抜擢される。2018年12月よりハイアット セントリック 銀座 東京の開業に伴い入社し現職に至る。

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2022年1月