2年に一度、最新の化学工学技術が集結する総合展示会 「INCHEM TOKYO(インケム トーキョー) 2023」開催!

9月20日(水)〜22日(金)10:00~17:00 東京ビッグサイト 東展示棟1~3ホールにて展示会開催


特別企画にてカーボンニュートラルやDX、SDGs、ESGなど、化学にかかわる産業の
取り組みの方向性を技術・事業・協業の側面からご紹介します。



 一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)と公益社団法人化学工学会(会長:松方正彦)は、化学装置/生産プロセス/エンジニアリングの総合展示会 INCHEM TOKYO 2023(インケムトーキョー2023)を9月20日(水)から22日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)東1~3ホールにて開催いたします。本展示会は最新の化学工学技術が集結する総合展示会として2年に一度開催しております。
 カーボンニュートラル(CN)化に対する国際的な潮流は、我が国のエネルギー・化学産業に大きなインパクトを与えました。2030年温室効果ガス46%削減、2035年プラスチックの単純焼却・埋め立てゼロ、そして2050年のCN化へ向けての技術開発が加速しています。これらの目標達成には個社のみの取組みだけではなく、産官学連携やベンチャー企業も含め、企業規模や業種を越えて協力して取り組んでいく必要があります。INCHEM TOKYO 2023は、化学工学分野がCN社会実現へ貢献し得る技術や情報を発信し、ポテンシャルパートナーとの交流促進を目指して開催します。

 今回の目玉として、特別企画「INCHEMから世界をこう変える~カーボンニュートラル&DX~」を開催いたします。化学産業が深くかかわるカーボンニュートラルとDXの最新事例、出展企業の取り組みを展示&プレゼンテーションステージでご紹介します。この他、「シン・インケム~ベンチャー&アカデミア~」と題して、ベンチャー企業や大学・研究機関の20社・団体が出展。SDGsの実現やESGを見据えた技術開発と社会実装、産官学連携、事業開発の取組みをご紹介します。

■INCHEM TOKYO 2023 展示会開催概要

会期:2023年9月20日(水)〜9月22日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東展示棟1~3ホール(東京都江東区有明3-11-1)
主催:公益社団法人化学工学会 一般社団法人日本能率協会
統一テーマ:カーボンニュートラル社会を目指すあなたに~最新化学工学技術とポテンシャルパートナーとの出会い~
展示規模:273社 /631ブース(6月26日現在)
URL:https://www.jma.or.jp/INCHEM/
入場登録料:無料
※ご来場には( https://www.jma-onlineservice.com/inchem/jp/registration.php )より事前登録が必要です(7月14日から受付開始)。
出展予定製品:WEBガイド(https://www.jma-onlineservice.com/inchem/webguide/)にて7月14日から公開。

■INCHEM TOKYO(インケムトーキョー)とは


1966年初開催の化学プラントショーから続く、プラント・エンジニアリング分野の総合展示会。
化学を中心とするプロセス系製造業の工場・プラントに導入される化学装置・機器をはじめ、エンジニアリング、環境・エネルギー、水処理、防爆、計装、設備保全の技術・製品が一堂に集まります。

特別企画「INCHEMから世界をこう変える~カーボンニュートラル&DX~」

化学産業が深くかかわるカーボンニュートラルとDXの最新事例、出展企業の取り組みを
展示&プレゼンテーションステージでご紹介します。

 
 総合化学メーカー、重工、エンジニアリング、情報技術の各業種から主要10社(住友化学、三菱ケミカル、三井化学、IHI、千代田化工建設、レゾナック、デンカ、東芝デジタルソリューションズ、アスペンテックジャパン、グリッド 以上、順不同)が特設ブースで参加します。また、主催団体の化学工学会 地域連携カーボンニュートラル推進委員会(委員長  辻 佳子 東京大学 教授)も参加します。

「製品のライフサイクルに注目したCO2排出量削減への取組み」(IHI)
【ブース番号:SP-11】

IHIは、製品のライフサイクルに注目し、製造時に排出されるCO2に加えて、資源や材料等の調達、流通、ユーザーの使用、廃棄・リサイクル等といった、バリューチェーンの上流から下流までのあらゆる場面での、CO2排出量削減に取り組んでいます。それらの取り組みに関する技術の紹介や、カーボンニュートラルの実現に向けてお客さまと一丸となって進めている取り組み事例の一部をご紹介予定です。

「サステナブル時代に相応しい化学産業のDXを加速化」(グリッド)
 【ブース番号:SP-03】

エネルギー分野に特化した発電や用役設備の運転計画最適化を実現するアプリケーション「ReNom Power」についてご紹介します。「ReNom Power」は、工場やプラント稼働における発電・用役設備の運転計画をAIによって自動化・最適化を実現します。
運転コスト、CO2排出量の削減や計画時間の大幅削減による業務効率化を可能とします。燃料費高騰、急激な円安、物価高など様々な原価コストが厳しくなる中、CO2だけでなく、コストも削減する最適な用役設備の運転計画策定が可能となり、サステナブル時代に相応しい化学産業のDXを加速化させます。

「カーボンニュートラルに向けての取り組み事例」(三井化学)
 【ブース番号:SP-08】

三井化学グループは、世界の平均気温の上昇を1.5~2度に抑えた持続可能な社会を構築するために化学企業として果たすべき役割があると考え、2020年11月に2050年カーボンニュートラル宣言を行いました。
カーボンニュートラルに向けて、
①当社グループのGHG排出量(Scope1, 2)を削減
②当社グループが提供する製品のライフサイクル全体を通じたGHG削減貢献量の最大化の両輪で取り組みを進めております。さらに、ESGsやSDGsという世界の大きな潮流においても、企業として、そして化学メーカーとして果たすべき役割を長期目線で考え
③産学連携を通じて技術革新の芽を育んでいくことにも注力しております。
本展示会ではそれぞれの具体的な事例についてご紹介させていただきます。

「プラスチックリサイクル事業のご紹介」(レゾナック)
 【ブース番号:SP-06】

株式会社レゾナックのプラスチックリサイクル事業に関し、下記の項目を中心に出展する予定です。
・使用済みプラスチック問題を取り巻く環境の変化
・使用済みプラスチック問題の解決策、ケミカルリサイクル推進の機運の高まり
・レゾナックのケミカルリサイクルの特徴、INPUT/OUTPUT両面での強み
・資源循環への具体的な取り組み事例の紹介
・レゾナックのケミカルリサイクルの今後のチャレンジ

「サステナビリティ・カーボンニュートラル実現に向けたソリューションや事例をご紹介」(アスペンテックジャパン)
【ブース番号:SP-01】

プロセスシミュレーションと最適化ソフトウェア市場をリードするアスペンテックが提供する、サステナビリティ・カーボンニュートラル実現に向けた様々な技術的課題を解決するソリューションや事例を紹介します。

「地域連携・産業間連携で挑むカーボンニュートラルの実現」
(公益社団法人化学工学会 地域連携カーボンニュートラル推進委員会)
【ブース番号:SP-02】

カーボンニュートラル(CN)の実現には、来るべき社会を検討・設計し、そのために必要なプロセスや制度を開発するバックキャスティング思考が欠かせない。また、CNの実現と同時に、人と社会の豊かさも考慮し、我慢による実現ではなく、魅力あふれる社会の具現化が必要である。
私どもは、上記目的を達成するために、地域や時系列を考慮したシナリオ構築、基盤強化と地域協調の仕組みの構築、学会が英知集結の場として機能し産学官連携で推進する仕組みの構築を進めている。事例を含めて紹介する。

 (以上 順不同、承諾を得られた出展者のみ掲載)

■「シン・インケム~ベンチャー&アカデミア~」

ベンチャー企業や大学・研究機関から20社が出展。先端の技術・アイデアに触れる機会をご提供します。

 
 「INCHEMは変わります」その象徴といえる出展ゾーンに、ベンチャー企業や大学・研究機関の20社が出展します。会場内には出展各社によるプレゼンコーナーも設け、人的交流の促進を図ります。本展示会の統一テーマにある「ポテンシャルパートナーとの出会い」の場として、ご期待ください。

AC Biode 【ブース番号:SI-05】
PE、PET等をモノマーに解重合する触媒技術を展示します。PETに関しては、従来より低温低圧で、世界初*メタノールへの解重合に成功し特許を申請しました*当社調べ。その他交流電池、各種吸着剤も展示します

PlantStream 【ブース番号:SI-13】
プラントエンジニアリングにおける空間自動設計機能を搭載の次世代型3DCAD「PlantStream®」
●1分間で約1,000本の配管自動ルーティング ●初期3D設計精度向上により複数ケーススタディが可能

大阪大学・福井工業大学  【ブース番号:SI-12】
ゾーン加熱機能を有する誘導加熱撹拌翼のデモ運転を行う。光ファイバによる被加熱溶液の温度測定結果に基づき、非接触給電にて上下2連のディスクタービン翼に電力分配し、その溶液温度の推移をモニタリングする。

DIC 【ブース番号:SI-11】
PCS社の潜熱蓄熱材BioPCMは、設計された温度の熱を吸収・放出するこができ、周囲の温度を一定に保つように作用します。空調管理されたインフラ施設に導入する事で、空調の省エネ化を目指します。

愛知工業大学 【ブース番号:SI-17】
愛知工業大学は「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、「ゼロカーボンキャンパスの実現」を学生、教職員が共に目標に掲げ、人材育成、研究の推進、地域貢献に寄与する先進的な取組を推進してまいります

横浜国立大学× 先端技術共創機構(ATAC) 【ブース番号:SI-21】
横浜国立大学から、脱炭素化に適う新しい化学反応技術や新材料など、本学化学系研究者による最新の研究成果をご紹介します。本学は先端技術共創機構(ATAC)とも連携し、研究内容の社会実装を実践して参ります。

ファイトケミカルプロダクツ 【ブース番号:SI-06】
東北大発「イオン交換樹脂法」は、エステル反応技術、機能性成分分離技術技術です。未利用資源を食品・化粧品・燃料に変換することで環境適合性、経済性を両立し、SDGs、カーボンニュートラルに貢献します。

ユーゼオ株式会社 【ブース番号:SI-02】
MOF(Metal-Organic Framework)は、規則的なミクロ細孔を有し、質量当たりの表面積の大きな機能性材料として、ガス分離やガス吸蔵用途で注目されています。例えば、CO2の分離プロセスが開発中です。また、自動車等の水素吸蔵材料として期待されています。

セールスワン 【ブース番号:SI-10】
工具や計測器等の持出・返却管理システム「工具ONE」のデモを実施しています。また、IoT機器やRFID装置、ICタグ等、関連機材も展示しています。持出・返却、棚卸、校正の業務効率化を提案しています。

(以上 順不同、承諾を得られた出展者のみ掲載)