2021年世界睡眠ホワイトペーパー【完全版】

Zepp Healthが3月18日の「世界睡眠デー」に睡眠と健康の関係について考える

スマートウェアラブル市場をリードするグローバル企業であるZepp Health Corporationは、 「世界睡眠デー(世界睡眠の日)」 である2022年3月18日(金)に、世界各地の自社製品ユーザーの睡眠の特徴を分析した「2021年世界睡眠ホワイトペーパー」を発表いたしました。

2021年世界睡眠ホワイトペーパー【完全版】

スマートウェアラブル市場をリードするグローバル企業であるZepp Health Corporationは、 「世界睡眠デー(世界睡眠の日)※」 である2022年3月18日(金)に、世界各地の自社製品ユーザーの睡眠の特徴を分析した「2021年世界睡眠ホワイトペーパー」を発表いたしました。このホワイトペーパーは、「世界睡眠デー(世界睡眠の日)」にあわせて発表されたものです。世界睡眠医学協会(World Association of Sleep Medicine)によって毎年3月の第3金曜日に制定された睡眠にかかわる活動を行う日のこと。

「2021年世界睡眠ホワイトペーパー」は、 世界各地で使用されているZepp Health Corporation製のスマートウェアラブルデバイスが収集した2600万人以上のユーザーの有効睡眠サンプル数を分析し、まとめたものです。分析によって、「睡眠時間」、「睡眠不足」、「BMI」、「安静時心拍数」、「睡眠スコア」、「ストレス指数」、「歩数」などの側面から、世界各地の睡眠に関する状況を解説しています。このホワイトペーパーを通じて、より多くの人が睡眠と健康の関係について理解し、さらに自分の睡眠状態を把握することで、より健康的な睡眠を手に入れることができるようにすることを目的としています。

世界的な睡眠時間の傾向

男女別の平均睡眠時間

男女別の平均睡眠時間

男女で比較した場合、女性の睡眠時間が長く、男性の睡眠時間が短い傾向があります。また1人あたりの1日平均睡眠時間は、2020年に比べた場合、男性は3分、女性は1分短くなっています。

世代別の平均睡眠時間

世代別の平均睡眠時間

 すべての年齢層の中で、70歳代以前生まれの人だけが、1人あたりの1日の平均睡眠時間が長くなっています。

2021年世界の睡眠時間

世界の平均睡眠時間のヒートマップ

世界の平均睡眠時間のヒートマップ

 日本を含む東アジアおよび東南アジア諸国の平均睡眠時間が、顕著に欧米諸国に比べて短い傾向があります。

平均睡眠時間ベスト3

平均睡眠時間ベスト3

 2021年1人当たりの平均睡眠時間が長い上位3カ国です。1位のベルギーは7時間30分、2位のアイルランドは7時間29分、3位のオランダは、7時間28分でした。

平均睡眠時間ワースト

平均睡眠時間ワースト3

2021年1人当たりの平均睡眠時間が短いワースト3カ国です。1位はインドネシアの6時間36分、2位は日本の6時間44分、3位はマレーシアの6時間46分でした。

 

世界的な睡眠不足の傾向

平均睡眠時間7時間以下の日数

平均睡眠時間7時間以下の日数

2020年と2021年で比較すると、1日の平均睡眠時間が7時間未満になる日が7日間も増加しています。

平均睡眠時間7時間以下の日数

平均睡眠時間7時間以下の日数

2020年と2021年で比較すると、1日の平均睡眠時間が7時間未満になる日が7日間も増加しています。

日本国内ユーザーの男女別平均睡眠時間と睡眠不足日数及び安静時心拍数

日本国内ユーザーの男女別平均睡眠時間と睡眠不足日数時心拍数の推移

日本国内ユーザーは、2020年と比較して睡眠不足日数が増加しており、かつ睡眠スコアも低下をしています。また男女で比較した場合、男性の方が女性よりも睡眠不足日数が多く、かつ睡眠スコアが低いという結果が出ています。コロナ禍によるストレスや不安要素が、睡眠時間や睡眠スコアに影響しているものと推測されます。

日本国内ユーザーの世代別睡眠不足日数と睡眠スコア

日本国内ユーザーの世代別睡眠不足日数と睡眠スコアの推移

日本国内ユーザーの世代別の睡眠不足日数は、1970年以前および70年以後の睡眠不足日数が多く、年齢と睡眠不足日数に一定の相関関係が見られます。また2021年は2020年と比較して、睡眠不足の日数がすべての世代において増加していることがわかります。特に2021年の70年以後生まれの睡眠不足日数が急増してており、この世代がコロナ禍等の影響で、不安要素が増加しているものと思われます。

睡眠時間と健康指標の関係

7~8時間の睡眠をとった場合、「BMI」、「安静時心拍数」、「睡眠スコア」の全てがより良い結果を示し、ストレスレベルがリラックスしていると表現する人の割合が高くなります。

睡眠時間とBMIの関係

睡眠時間とBMIの関係

BMI(Body Mass Index)は「ボディマス指数」と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます(身長はcmではなくmで計算します)。

2021年世界睡眠ホワイトペーパーの中では、BMIの指数によって、18.5未満が「低体重 LOW」、18.5~24.9が「普通体重 STANDARD」、 25.0~27.9が「軽度肥満 Slightly High」、28.0~31.9が「中度肥満High」、32.0以上が「高度肥満VeryHigh」と定義しています。

このBMIの分類は、日本肥満学会の定めた基準とは、若干異なります。

睡眠時間安静時心拍数、睡眠スコアの関係

睡眠時間と安静時心拍数、睡眠スコアの関係

安静時心拍数(Resting heart rate:RHR)とは、安静時に1分間に心臓が鼓動する回数です。

一般的に、健康な人の安静時の心拍数は、1分間に60~100回(bpm)です。心拍数が増加すると、収縮期および拡張期血圧が著しく上昇し、心血管系のストレスが増加します。

睡眠時間と1日の平均ストレスの関係

睡眠時間と1日の平均ストレスの関係

ストレス指数は、心拍変動の変化から算出されます。個人の健康状態を評価するための参考値として提供されています。ストレス指数が高いときは、より休息をとるようにしましょう。

ストレス指数の範囲 は、「0~39のRelaxedリラックス」、「40~59Normal正常]、「60~79Medium中級」、「80~100High重度」に分類されます。

しかし、重度ストレス状態のユーザーのサンプル数が少なく、ホワイトペーパーの正確性を確保するため、今回はデータを表示していません。

日本国内ユーザーのストレスレベルと安静時心拍数

日本国内ユーザーのストレスレベルと安静時心拍数

日本国内ユーザーの平均ストレスレベルは、中級および重度のストレスレベルがなく、リラックスおよび正常レベルのユーザーが多いです。しかし男女を比較した場合、男性の睡眠スコアおよび安静時心拍数の数値が女性よりも低く、かつ安静時心拍数も健康なユーザーの数値である1分間60回(bpm)を下回っています。

世界の昼寝データ

昼寝の定義は、ある日の午前11時から午後6時までの間に20分以上の睡眠をした場合、昼寝をしたと定義しています。2021年、世界の人口の16.3%が昼寝をしています。毎日、平均51分です。男性の方が、女性よりも昼寝をしている傾向があります。年齢層別で40代が最も昼寝をしていない層になります。

昼寝人口ベスト3

世界の昼寝人口ベスト3

2021年に毎日昼寝をする人が多い上位3カ国です。1位はベトナム、2位は中国、3位はスペインとなっています。

昼寝人口ワースト3

世界の昼寝人口ワースト3

2021年に毎日昼寝をする人が少ないワースト3カ国です。ワースト1位はトルコ、ワースト2位はアイルランド、ワースト3位はニュージーランドとなっています。

昼寝実施ユーザー男女比

昼寝実施ユーザーの男女比

【男女別日本国内の昼寝実施ユーザーの状況】

昼寝時間については2021年の昼寝時間は微増しています。一方、昼寝をしている日本国内ユーザーの割合は大幅に増加し2倍になっています。

他国と比較した場合、昼寝ユーザー人口の比率は、極端に多くも、少なくないという状況です。

世代別の昼寝人口比率

世代別の昼寝人口

1970年以前(50歳以上)の昼寝人口が最も多く、逆に80年以降(現在42-32歳)が最も昼寝をしていないことがわかります。

世代別日本国内ユーザーの昼寝人口比率

各世代において前年と比べて昼寝時間は大幅に変わっていませんが、昼寝をするユーザーの比率が大幅に増加しています。

1990年以降生まれ(31歳~22歳)と2000年以降生まれ(21歳~18歳)の昼寝ユーザーの比率が、

最も少なくなっています。その一方で、世代が上がるにつれて昼寝ユーザーの比率が増加しています。

 

毎日の歩数と睡眠の関係

適切で効果的な運動をすることで、睡眠の質を著しく向上させることが可能です。

毎日の歩数と睡眠時間と睡眠スコアの関係

毎日の歩数と睡眠時間と睡眠スコアの関係

同じ睡眠時間レベルであれば、1日の歩数が4,001~20,000歩のユーザーは、より高い睡眠スコアを得ることができました。

毎日の歩数と安静時心拍数と睡眠スコアの関係

毎日の歩数と安静時心拍数と睡眠スコアの関係

睡眠スコアと同様に、 1日の歩数が4,001~20,000歩のユーザーは安静時心拍数も健康的な人の平均的な数値である60回(bpm)を超え健康的なレベルにあります。かつ睡眠スコアもより高いものになっています。

日本国内ユーザーの歩数と睡眠時間、睡眠スコア、安静時心拍数

日本国内ユーザーの歩数と睡眠時間、睡眠スコア、安静時心拍数

日本国内ユーザーの歩数の違いによって、「睡眠時間」、「睡眠スコア」、「安静時心拍数」に関しては、それぞれの数値が、大きな違いはありませんでした。多くの日本国内ユーザーの睡眠時間は7時間以下が主流ではあるものの、平均睡眠スコアは80を超えています。

ホワイトペーパー内のデータについて

今回の調査には、日本を含む全世界の18歳以上のZepp Healthユーザーのデータのみが含まれており、データはすべて匿名化されています。

Zepp Healthデジタルヘルス管理プラットフォーム(Zeppアプリ:https://www.amazfit.jp/pages/zepp )は、世界中のユーザーにデジタルヘルス管理ソリューションを提供することを目的に、Zepp Healthが開発した専門的な健康管理オンラインシステムです。今回の調査における有効サンプル数は2,600万以上です。これには、2021年に30日以上有効な睡眠データを示した個人のみが対象で、かつ1万人以上の有効な個人睡眠データがある国のみが、この調査のデータとして集計されています。

利用規約

「2021年版国際睡眠ホワイトペーパー」の著作権は、Zepp Health Corporationが所有しています。書面による事前の許可なく、以下のことを行うことはできません。

①、組織または個人で本調査の内容を商業目的で、使用、修正したり、第三者に使用させたり、または修正することを許可することはできません。

②、非商業的、非営利的および/または非広告的な目的で、本調査報告の内容の転載、抜粋、または引用を必要とする組織または個人は、出典名と元のURLを示すことを条件に、これを行うことができます。そのため、出典名として「2021世界睡眠ホワイトペーパー」もしくは「2021 International Sleep White Paper」と明記してください。URLに関しては、https://www.pr-today.net/category/a00483/31738/を必ず記載してください。

Amazfitについて】

Amazfit (日本語読み:アマズフィット)は、 Zepp Health Corporation が、2015年9月から展開しているプレミアムスマートウェアラブルデバイスの独自ブランドです。 Amazfitは「Up Your Game」をブランドエッセンスとして掲げています。より多くの人が情熱を持って自由に生き、アクティブな精神を表現できることを目指します。日常からアウトドアスポーツまで使える様々なシリーズのスマートウォッチやバンドのほか、完全ワイヤレスイヤホン、スマートトレッドミル、スマート体組成計、スポーツギアなど、スポーツや健康に関連するスマートハードウェアを提供しています。Amazfitは、豊富な製品を通じて、ユーザーに対して様々な用途にあわせたウェアラブルデバイスと使用体験を提供しています。現在、Amazfitブランドの製品は、公式オンラインストア、各ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング等)、大手家電量販店及び時計専門店等の合計700店舗にて購入可能です。

 公式オンラインストア   :https://www.amazfit.jp/

 Amazfit取り扱い店舗 :https://www.amazfit.jp/pages/shoplist

  公式サイト          :https://www.amazfit.com/jp/

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 「Zepp アプリ」サイト    :https://www.amazfit.jp/pages/zepp

Zepp Health Corporationについて】

Zepp Health Corporationは、 2013 年12月に中国でAnhui Huami Information Technologyとして創業されたウェアラブルデバイス・メーカーです。 AI チップ、生体認証センサー、データアルゴリズムなどの独自技術のプラットフォームを開発しており、ヘルスケア分野に注力しており消費者向けのスマートヘルス製品や産業向けの分析サービスのラインアップを拡大しています。2018年2月にニューヨーク証券取引所(NYSE: ZEPP)へ株式上場をしています。2021年2月25日にHuami Corporationから社名変更しました。独自ブランドの Zepp とAmazfit を持ち、独自ブランドである「Amazfit」は、 2021年第4四半期も引き続き世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で3位にランクインしています。その結果、2014年以降、全世界で1億7000万台以上のウェアラブルデバイスを出荷しています。