8月8日は「球磨焼酎の日」 ~首都圏で、熊本で、球磨焼酎の魅力を感じる~

「酵母無添加 自然発酵玄米焼酎 球磨川」は7月4日(火)販売開始

 球磨焼酎とは、500年以上の歴史を持つ、熊本県南部の人吉・球磨地域で作られるお米の焼酎で、27ある蔵元ごとのこだわりや麹・蒸留・貯蔵等の製法によって多彩な味のバリエーションがあります。良質な米と人吉球磨の水を使って造られることから、「米の日」である8月8日が「球磨焼酎の日」として制定されています。

 人吉でも歴史ある酒蔵のひとつ、合資会社 大和一酒造元(代表:下田文仁、所在地:熊本県人吉市)では、昨年販売を開始し、好評を得た「酵母無添加 自然発酵玄米焼酎 球磨川」を、今年も、7月4日(火)から販売を開始します。

「球磨川」は、令和2年7月豪雨災害の際に、球磨川の氾濫で運ばれてきた天然酵母「球磨川酵母」を蔵付き酵母として生かして造られた焼酎です。
 大和一酒造は、豪雨災害の際、3メートルを超える浸水により、深刻なダメージを受けました。明治から続く蔵の壁や天井などには蔵付き酵母菌や麹菌、乳酸菌などの微生物が代を重ねて住み続け、焼酎の味を形作ってきましたが、これらも球磨川の氾濫によって流されてしまいました。しかし、球磨川が新たに運んできた微生物の中で、蔵付き酵母となって棲みついた天然酵母「球磨川酵母」を使って、昔ながらの製法による、新たな焼酎を造ろうと挑戦を始め、2022年7月に販売を開始されたのがこの「球磨川」です。

■「酵母無添加 自然発酵玄米焼酎 球磨川」商品概要

・内容量:1800㎖ / 720㎖
・アルコール分:25度
・原材料名:玄米(人吉球磨産)・玄米麹(人吉球磨産米)
・販売時期:2023年7月4日から
 ※生産量が少ないため、数量限定、特約店のみでの販売となります。

「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」による球磨焼酎蔵元体験

■「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」とは

 人吉・球磨地域では、(一社)人吉球磨観光地域づくり協議会が中心となり、地域一体となった観光戦略のもとで、様々な誘客活動が行われています。焼酎の蔵見学もその一つとして、多くの団体旅行や個人観光客が訪れる観光素材として定着していました。
 そのような中で、国内外の人々を対象とした球磨焼酎ツーリズムの振興を通じて、球磨焼酎の認知拡大と価値向上を図るとともに、酒蔵とその周辺地域の観光振興及び経済的発展に寄与することを目的として「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」が設立されました。協議会では、魅力的な観光商品づくりや、蔵を回遊する仕組みづくり、県内の観光団体及び行政、日本酒蔵ツーリズム推進協議会と連携した取組み等を進めています。
公式HP : https://kumashouchu-tourism.com/

■「球磨焼酎蔵ツーリズム」体験プラン

 人吉・球磨地域を訪れてこそ味わえる、球磨焼酎の魅力を体験していただくため、蔵元ごとに様々な体験プランをご用意しています。
公式HP : https://kumashouchu-tourism.com/paid_experience_plan/

【飲み比べ体験】
球磨焼酎の4つのタイプ(フレーバータイプ、ライトタイプ、リッチタイプ、キャラクタータイプ)や、熟成方法・年数によって異なる、バラエティに富んだ味わいの魅力を感じていただけます。

【蔵元限定体験】
本物の樽素材を使った熟成体験、球磨焼酎の伝統的な酒器ガラ・チョクでの昔ながらの球磨焼酎の飲み方、マイブレンド体験、オリジナルラベル作りなど、蔵元ごとの特徴を活かした体験を楽しんでいただけます。

【楽しみ方講座】
蔵元直々に、球磨焼酎の歴史・文化、熟成酒の味わい方、それぞれの蔵元の焼酎の特徴などをレクチャーします。
様々な楽しみ方講座のプログラムをご用意しております。

【仕込み体験】
1年の中でも限られた期間、少人数限定で受け付ける特別プランです。
昔ながらの手作りの伝統を守っている球磨焼酎の仕込みを実際に体験できる貴重な機会です。

首都圏における球磨焼酎販売フェア

8月8日の「球磨焼酎の日」を中心に、首都圏の百貨店、酒販売店、アンテナショップ等において、球磨焼酎をPR・販売するフェアを実施します。

場所:首都圏の百貨店、量販店、酒販店等15店舗程度
期間:令和5年8月8日(火)の前後 3日間~1か月程度
(現在決定している実施店舗・期間)
そごう千葉  8/8~8/14
そごう大宮  8/4~8/10
西武所沢   8/8~8/14
ものがたり酒店 8/1~8/10
阪急大井店  (期間調整中)  他
銀座熊本館HP: https://www.kumamotokan.or.jp/

【参考】昨年度のフェアの様子