6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」 自宅で手軽にできる郵送歯周病リスク検査で早期発見

現在、心臓疾患、脳疾患、糖尿病、アルツハイマー認知症など、 多くの病気と「歯周病」が関連しているということが指摘されている!

 2022年6月4日(土)〜10日(金)は「歯と口の健康週間」です。定期的な歯科検診は3ヶ月〜6ヶ月に1回程度が推奨されていますが、痛みや不具合を感じない限り、歯科には行かないという方が多いのではないでしょうか?

仕事や予定で忙しく予約をすることすら忘れてしまうという方もいるかもしれません。しかし、歯周病が重症化すると長期にわたる治療が必要となります。忙しく働き盛りの人に最適な、手軽で正確な歯周病の状態を判定するキットを開発いたしました。

自覚症状がなく進行し、気づけば歯周病が重症化して治療することなく抜歯されることも多い歯周病」は、歯周炎と呼ばれ、そのようになる前の予防が大事!

「歯周病」とは、大きく歯肉炎と歯周炎に分けられますが、細菌の感染によって引き起こされる慢性的な炎症性疾患です。歯肉炎から歯周炎に至ると歯の周りの歯周組織が破壊され、さらに放置しておくと歯を支える歯槽骨が破壊されます。
ファーストステップとして、歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が行き届かないまま放置していると、そこに多くの細菌が停滞・増殖し、それらの細菌が産生する毒素等によって歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。さらに進行すると膿がでる、歯がグラグラと動くようになるといった症状が現れ、最終的には歯を抜かなければならなくなります。この過程は、比較的痛みなどの自覚症状がないため別名「Silent Disease(サイレント・ディジーズ)」と呼ばれています。

「歯周病」の歴史は古く、旧石器時代の早期ネアンデルタール人の顎の骨や、猿人の骨にも「歯周病」が見つかりました。古代エジプトのメレンプター王(紀元前十三世紀)のミイラのX線写真をみると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてなくなって歯が抜けてしまった状態や、歯がグラグラになっている状態が認められています。古代ギリシャ時代の医師で医学の父と称されるヒポクラテスは、「口の中に慢性感染症があると全身の健康を害する」として、さらに「その慢性疾患を治すと全身の健康を回復できる」と語ったとされています。

歯だけじゃない!「歯周病」は様々な疾患、例えば、糖尿病に心筋梗塞、脳梗塞、そしてアルツハイマー認知症との関連が明らかとなってきています

特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会HPより

「歯周病」は口の中で常に炎症が起こっている状態です。炎症によって出てくる毒素だけでなく、歯周病菌も体内に侵入し、血管から全身を巡り、様々な前進的疾患を引き起こすと言われています。炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くするため糖尿病の原因となるほか、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化をおこすため心筋梗塞や脳梗塞にも関与しています。また、歯周病菌のなかには、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因となっています。また、近年では、歯周病菌のひとつがもっているタンパク質分解酵素が、アルツハイマー病悪化の引き金となる可能性1が示唆されています。

*1「歯周病のアルツハイマー型認知症への関与メカニズム解明」九州大学・歯学研究院 武州 (日本女性科学者の会学術誌 22 (0), 36-41, 2022)

成人の約8割が罹患している*2「歯周病」という所以の一つは、年をとっても歯の保有率があがった現代、「歯周病」にかかるリスクは増大

日本の成人の約8割は「歯周病」に罹患しているとされています2。図の通り、罹患率も年々高まってきていますが、これは80歳になっても自分の歯が20本以上ある8020(はちまるにいまる)を達成した人が50%以上いる3など、年齢を経ても保有する歯があることも関係していると考えられます。より多くの歯が残るようになってきた現代は、「歯周病」になるリスクも増えているともいえます。

歯周病の重症化予防をするには早期発見が肝心。歯周病の病態を把握するために、歯周病の状態を数値等で目視できる歯周病リスク検査がきわめて有効です。とくに、初期には自覚症状がないので、手軽なキットで積極的な検査でスクリーニングしましょう!

公立大学法人九州歯科大学 名誉教授・特任教授(歯周医学)西原 達次

「「歯周病」は口腔だけではなく、全身にも悪影響を及ぼす怖い病気ですが、早期に適切なケアをすることで、予防・治療は可能です。歯周病の予兆の段階で早期に発見して、軽症であればあるほど、治療効果は高くなります。さらに、治療中に、数値化可能な歯周病検査を行いながら治療していくことで、患者さんも治療効果を可視化するシステムの下で受診が可能となります。進行度を確認後、歯石除去、歯ミガキ指導を行い、原因となる歯垢の徹底除去を行います。軽度であれば、このような治療で歯周ポケットの改善がみられますが、重度になると、歯周の外科手術を行うなど、治療も大がかりになってきます。

このプロセスごとに、有効な歯周病検査をシリーズで揃えていきますが、まずは、初期であれば、歯科医院・クリニックに通院する時間がないという方でも、まずは検査だけでも受けてみてください。特に、歯を磨くと出血する、口臭が出てきた、歯の表面がザラザラするという状態の方はリスクが高まっていると考えられます」

忙しい方、病院での長時間の待ち時間を避けたい方にお勧め!郵送検査キット「mierukara(ミエルカラ)」で病院と同水準の歯周病検査をご自宅で行いましょう

H.U.ウェルネス株式会社が提供する郵送検査キット「mierukara(ミエルカラ)」は、長い歴史と実績を誇る自社の検査センター、ファセリア臨床検査センターで高い精度の検査を実施しています。歯周病は一般的に歯科医師がプローブと呼ばれる歯周ポケットの深さを図る探針を用いて歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)の深さを測り、歯周病の診断の一つとしていますが、九州歯科大学寄附講座(歯周医学)が産学共同で開発した検査は歯周病細菌の酵素活性を測定して歯周病の病態を判定します。PCR4検査との一致率も高く、高い精度と特異性で口腔内の状態を手軽に検査することが可能ですし、PCR4より安価でスクリーニング検査としては最適です。

4 「ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)」

https://mierukara-hugp.jp/

【「歯周病リスク検査」製品概要】

舌を専用スポンジ綿棒で拭い、歯周病原因菌の酵素活性を測定します。

標準価格:3,850円(税込)

検査結果の目安:検体郵送後、約2週間程度

販売方法: オンラインショップ

販売店:
mierukara公式オンラインショップ https://shop.itsudemowellness.jp/product/00011137/detail
YAHOOJAPAN ショッピン
amazon

【郵送検査キット“mierukara”の利用方法】

H.U.ウェルネス株式会社」について
2021年71日、H.U.グループホールディングス株式会社のグループ会社である株式会社エスアールエルウェルネスプロモーションと株式会社セルメスタが合併し「H.U.ウェルネス株式会社」に社名変更し発足。未病・予防領域における新たなサービスの開発や、将来の事業展開を加速し、幅広い世代の生活者に最適なヘルスケアをお届けするとともに医療の質の向上と人々の健康増進を目指します。

 【会社概要】
会社名:H.U.ウェルネス株式会社
所在地:〒163-0409 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング9
代表取締役:森 敏昭
設立:1971927
URL:https://www.hugp.com/huwellness/
事業内容:
・健康診断業務等の業務受託およびコーディネートサービス
・健診予約、受診管理システムの運営
・家庭用常備薬等斡旋事業
・疾病予防対策事業
・郵送検査事業
・いつでもウェルネス、いつでもウェルネス オンラインショップの運営
・医療機関等の開設、運営に関する業務受託およびコンサルティング業務
 MEP南青山