コロナ禍が落ち着いた現在もZ世代はテレワーク志向 でも半数はテレワーク未実施、主な理由は「会社の方針」テレワークする主な理由は「通勤時間がもったいない」
東京23区内に勤務するZ世代のビジネスパーソンに聞いた働き方に関する意識調査
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン オンラインプレスルーム
2023.10.12 17:30
大手総合不動産コンサルティングサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(代表:小笠原 行洋、本社:東京都千代田区、NASDAQ およびTSX:CIGI、以下コリアーズ・ジャパン)は、2023年10月12日(木)に「東京23区内に正社員として勤務するZ世代(18歳〜27歳)」の男女825名に、働き方に関する意識調査を実施しました。
現在のテレワークの実施状況や考えを聞いた回答の中から、コロナ禍が落ち着いた現在でも、Z世代のビジネスパーソンは比較的テレワーク志向であること、ただ半数は「会社の方針」などによりテレワークをしていないことがわかりました。
■調査結果詳細
【テレワークに対する考え方について】
東京23区内に勤務するZ世代のビジネスパーソンのうちテレワークしている人は半数
「週に2日」が15.2%で最も多く、毎日テレワークしている人も8.8%子供がいる家庭だと、テレワークしていない割合が20.2%に下がり、「週に2〜3日」テレワークする人が6割に
現在のテレワーク実施状況を聞いたところ、テレワークをしている人は計49.8%、していない人は50.2%となり、している人の中では「週に2日」している人が15.2%で最も多い結果となりました。「週に5日/毎日」と回答した人は8.8%と他に比べるとやや低く、出社とテレワークの両方を活用している企業が多いことがわかります。
なお子供がいる方に絞って回答を集計したところ、テレワークを「していない」人は20.2%にまで下がり、計61.8%の人が「週2日〜3日」のテレワークを行なっているという、大きな違いがあることもわかりました。
今後も計49.8%テレワークを「増やしたい」「どちらかというと増やしたい」を選び、
特にテレワークしていない人の計63.5%がテレワークを「増やしたい」「どちらかというと増やしたい」と回答
テレワークに関する今後の意向を聞いたところ、テレワークを増やしたいと思っている人が計49.8%となった一方、出社を増やしたいと思っている人は計22.3%と、テレワークをさらに増やしたいと思っている人のほうが多いということがわかりました。
なお、テレワークをしていないと回答した人の回答だけで集計すると、テレワークを今後増やしたいと思っている人が計63.5%まで増え、テレワークをしていない人ほどその希望が強いことがわかります。
テレワークをする理由 1位「通勤時間がもったいないから」56.0% 2位「会社の方針」28.5%
テレワークをしない理由 1位「会社の方針」66.9% 2位「コミュニケーションが取りやすいから」10.6%
テレワークをしている人に、する理由を聞いたところ、「通勤時間がもったいないから」が56.0%で飛び抜けて多く、タイパ(タイムパフォーマンス)重視と言われるZ世代らしい結果となりました。
対してテレワークをしていない人に、しない理由を聞いたところ、こちらも「会社の方針」が飛び抜けて高い数値となりました。前ページの結果と併せて考えると、テレワークをしていない人の多くは”しない”のではなく、”したくてもできない”ということが読み取れます。
【勤務先に対する考え方について】
勤務先のオフィス立地に対する満足度/不満度につながる要素としても最も多いのはどちらも「交通利便性」
現在勤務するオフィスの立地に満足している人に、オフィスの満足度に繋がる要素を聞いた質問でも、逆に満足していない人に不満なポイントを聞いた質問でも、最も多く回答が寄せられたのは「交通利便性」についての選択肢となり、テレワークを実施している人にもオフィスの「交通利便性」は大事なポイントということがわかります。
理想的な通勤時間としては「16分以上30分以下」が37.2%で最も多く、半数以上が30分以下を選択。ただし「家から近すぎるとプライバシーが怖い」「30分以内だと家賃が高い」
「近づすぎると仕事とのスイッチが切り替えにくい」という声も
テレワークだけでなくオフィスにも出勤する人に、理想的な通勤時間を聞いたところ、「16分以上30分以下」が37.2%で最も多く、次いで「31分以上45分以下」が24.7%、「15分以下」が18.7%となりました。通勤時間は30分以下が理想と考えている人が全体の半数以上いるということになり、テレワークをする理由を聞いた質問同様に、タイパ重視のZ世代らしく短めな時間設定となっています。
理想通勤時間の選択理由を自由回答で聞いたところ、多くはやはり「時間がもったいない」「通勤でストレスを感じたくない」という声が多く書かれた一方で、「家から近すぎるとプライバシーが怖い」「30分以内だと家賃が高い」「近すぎると仕事とのスイッチが切り替えにくい」などの声もあり、一概に家とオフィスが近ければ良い、というわけではないこともわかります。
東京23区内に勤務するZ世代のビジネスパーソンが働きたい街の駅 1位「東京」 2位「大手町」 3位「有楽町」
働きたいと思うオフィス街の駅を聞いたところ、最も多かったのは「東京」25.0%で、次いで「大手町」19.3%「有楽町」11.6%と、丸の内エリアの人気の高さが目立ちました。一方で新宿や池袋など、JRや地下鉄、私鉄各線が乗り入れるターミナル駅への人気も読み取れます。一方で若者に人気の高いイメージがある「渋谷」は全体で11番目とやや低めの数値となっています。
■調査概要
調査方法: インターネット調査
調査対象: 東京23区内に勤務するZ世代(18歳〜27歳)の正社員
調査期間: 2023年9月13日(水)〜9月20日(水)
有効回答: 825名
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