セルフケアで暮らしを豊かにする透析患者向けe-ラーニングシステムを開発

~健康と自由を手にするためのセルフ透析導入へ安心のサポート~

alba lab株式会社(東京都北区, 代表取締役 櫻堂 渉)が透析患者向け透析教育e-ラーニングシステム(以下当システム)を開発しました。

当システムは、デジタルクルーズ株式会社(東京都中央区, 代表取締役 CEO 押田 賢一氏)の基幹システムとの共同によって開発された患者学習支援システムです。

この製品によって、従来からの施設主導の医療ではなく、患者主導の医療に期待できるセルフ透析という新しい透析のかたちをスムーズに取り入れることが可能となります。

 

 現在日本の透析患者は約35万人に上り、患者が抱えるストレスは、37以上といわれています。(下図, 透析患者の37のストレス相関図 参照)そこで、患者自らが治療に参加し自己管理ができる透析「セルフ透析システム」は、患者が自立によって健康改善と自由な生活を実現させ、QOL(生活の質)向上に期待できます。通常数週間から数か月行うセルフ透析トレーニングの習熟度は、個人によって様々です。だからこそ患者の習熟度に合せて自己学習が可能になる仕組みを作りました。

(上画像:システムに組み込まれた教材 /左:透析機器操作習得のための動画   右:習熟度テスト)

 

開発の背景:従来からの日本の標準的な透析は、病院から一方的に医療が提供されるため、医療者の介入の多さによるストレスや、患者の透析についての知識不足による医療への依存が課題になっていました。そこで、患者の主体性をサポートし、医療スタッフに頼らずとも患者自身が自立して透析治療が行なうことが出来る支援システムを開発するに至りました。

 

システムのポイント:患者へ包括的なトレーニングを行うことができる点がポイントです。これにより医療従事者からの最小限の支援を受けて、自由な時間に透析をすることを可能にします。利便性の向上とともに患者の自立を促すセルフ透析の透析技術習得を支援するシステムです。

 

教材:動画教材 /試験問題 〔トレーナーは、右記習熟度チェックが可能 項目:閲覧ページ・閲覧回数・滞在時間・テスト結果合格率〕

 

今後の予定:2025年4月実働に向けデモ実証実験中        

 

デジタルクルーズ株式会社との協業について:同社は、セルフ透析を「社会的に多大な貢献をするalba labの事業展開」として深く賛同し、当社の動画によるデジタルDXサービスであるadmintTV Learningを活用することで、透析患者向けeラーニングシステム開発に参加して頂きました。今後、両社は協業にて、製品のデモンストレーション、ユーザー向けセミナーや顧客との対談・実施を重ねていき、顧客へ価値の高い製品を提供していきたいと考えます。

 

デジタルクルーズ 株式会社

〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町20-5 VORT 箱崎4 階

TEL:03-5614-0651(代表) FAX:03-5614-0656

代表取締役 CEO 押田 賢一

設立年月日: 2006年12月26日

URL: https://www.digital-cruise.co.jp/

 

【セルフ透析とは】

セルフコントロールし、人生を取り戻す透析のしくみ。実際に透析治療行為含め、身体の管理を患者自身で行う。患者が好きな時間に好きなだけ透析予約ができるため、従来の施設主導の仕組みではなく、患者が主導となる透析が可能となった。

 

ー実際にセルフ透析をしている様子ー

ー透析患者の37のストレス相関図ー

【従来の透析とセルフ透析の違い】

セルフ透析は、QOL(生活の質)を向上する透析の新たな選択肢です。透析中の自由な時間の使い方、ライフスタイルに合せた透析スケジュール管理を可能にしました。土台はHDPマネジメントによる透析量を増やすことにあります。

項目

従来の透析

セルフ透析

透析回数

週3回

週4回以上が可能

透析時間

1回4時間

4時間以上が可能

HDPマネジメント()による透析管理が可能

透析中

隣の患者との距離が狭く、

主に寝て過ごす限られた過ごし方

安全でプライバシーが守られ、

リクライニングチェアや個室で仕事ができる

予約時間の選択

病院指定の固定時間

患者のライフスタイルに合せて予約

自立度

低い

高い

※HDPマネジメント・・・米国スタンフォード大学卒スクリブナー医師が開発した、長時間透析や日本透析医学会のガイドラインの基礎となっている理論である。

透析時間x(透析時間)²=HDP score ≧ 72を目指す事で生命予後が改善する方法。

 

【セルフ透析開発者 略歴】

櫻堂 渉(さくらどう わたる)

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)経営学修士

元日本大学大学院グローバルビジネス研究科医療戦略担当非常勤講師

日本薬科大学客員教授

 

2001年 医療経営戦略研究所を立ち上げる

2003年 透析施設専門サイトを開設(透析検索.com)

2006年 病院マネジメントを行うalba lab株式会社を設立

2008年 当時日本初となるオールチェア式の透析施設「田端駅前クリニック」を開設

2015年 「東京新橋透析クリニック」を開設

2020年 日本初のセルフ透析施設「Self care Dialysis Center(SDC)」 を開設

2024年10月 セルフ透析システムがグッドデザイン賞、グッドデザイン・ベスト 100 、グッドフォーカス賞を受賞

【会社概要】

alba lab 株式会社

概要:透析医療機関のプロデュース・マネジメント

本社:東京都北区田端一丁目21番8号 NSKビル4F

資本金:5,000,000円

従業員:15名

事業内容:医療機関の経営管理業務 /医療経営及び組織運営・管理に関する教育事業 /医療に関する情報システムの企画、開発、販売 /医療・健康に関する製品の販売

 

本件に関するお問い合わせは下記までお願い申し上げます。施設見学は日曜日以外随時承っております。

alba lab 株式会社

広報:小田

〒114-0014

東京都北区田端1-21-8 NSKビル4F

TEL:03-3823-9080

メール: pr@oasismedical.mygbiz.com

ウェブサイト: www.albalab.co.jp