「松戸ファンフェスタ2023 in テラスモール松戸」 延べ2,000人を超える来場者が松戸ゆかりのアスリート・アーティストと交流 世界チャンピオンたちのパフォーマンスを堪能!

松戸市は、10月21日(土)・22日(日)の2日間に渡り、松戸市ゆかりのアスリートやアーティストと市民との交流イベント「松戸ファンフェスタ2023」を、市内の大型商業施設「テラスモール松戸」で開催しました。

イベントには、松戸市在住の世界的BMXプロライダー・佐々木元選手(鎌ケ谷巧業株式会社所属)、松戸市在住で2023年「UCI BMX FREESTYLE WORLD CUP」で初優勝したBMXプロライダー・莊司ゆう選手、東京2020オリンピック女子レスリング50㎏級金メダリストで、世界5大タイトルを制覇し男女通じて初めて世界グランドスラムを達成した松戸市出身の須﨑優衣選手(株式会社キッツ所属)をはじめ、松戸一輪車クラブ「MIC(ミック)」、松戸市消防音楽隊といった多彩な出演者が登場しました。

世界チャンピオンのパフォーマンスやオリンピック金メダリストのトーク、一輪車クラブの華麗な演目、音楽隊の華やかな演奏を通じて、2日間でイベントを訪れた延べ2,000人を超える来場者の郷土愛の醸成と松戸に興味を持つファンの増加を図りました。

当日の様子は下記で公開中: https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/fanfesta/2023_report.html


  • 1.BMXフラットランドの世界王者2人がワールドクラスのパフォーマンスを披露!

世界的BMXプロライダーの佐々木元選手と莊司ゆう選手は、昨年に続いて2年連続の登場となりました。佐々木選手は長きに渡り日本と世界のBMXフラットランド界を牽引してきたレジェンドです。昨年11月の世界選手権で優勝し、世界ランキングも初めて1位となりました。オリジナル技の開発にも定評があり、自身の名を冠した「モトスピン」は、世界的に有名な技です。そんな佐々木選手の一番弟子で、昨年から好調を維持し続けてきた莊司選手は、今年8月に開催された世界選手権で初優勝を果たすなど、2023年は大飛躍の年となりました。2年連続で松戸市からBMXフラットランドの世界王者が輩出されていることを知った観客席からは、驚きの声と拍手が上がっていました。

多くの観衆に見守られた2人は、世界王者の名にふさわしい圧倒的なパフォーマンスを披露しました。莊司選手は世界王者の勢いそのままに、高難度の技を次々と繰り出し、世界王者へと導いた大技も見事に成功させました。莊司選手は「いま自分にできる最高のパフォーマンスを皆さんにお見せすることができました。ありがとうございました」と挨拶し、王者としての存在感を観衆に印象付けました。

佐々木元選手

弟子の最高のパフォーマンスに刺激された佐々木選手も、リスクの高さから大会中にはあまり見せない最高難度の大技に挑みますが、なかなか成功できません。地元・松戸で最高の技を見せたい佐々木選手の何度も立ち上がる姿に心を動かされた観衆が、その想いに応えます。「がんばれ!」「次はいける!」という大きな声援と会場に響き渡る拍手の中、佐々木選手は見事に技を成功。固唾を飲んで見守った観衆の大歓声とともにパフォーマンスを終えました。佐々木選手は、「ずっと地元・松戸の皆さんから応援していただいていて、その声が諦められない想いにさせてくれる。今日、技を最後まで諦めなかったのは皆さんのおかげです」と感謝しました。また、BMXフラットランドがなかなかオリンピックでの正式種目化に至らない現状を踏まえながらも、「オリンピックの出場も諦めません」と決意を語り、今後のさらなる成長を誓いました。

パフォーマンスの披露後は、サイン会と子ども向けのBMX体験会を開催しました。最初はBMXの操作に不慣れだった子ども達も、2人のわかりやすい指導によってみるみる上達していきました。その様子は、松戸市からBMXフラットランドの世界王者が誕生するのは佐々木選手・莊司選手で終わりではないという期待感を抱かせてくれるものでした。

莊司ゆう選手


  • 2.女子レスリング金メダリストが超高速タックルを披露!パリ五輪での金メダル宣言も

去る9月に開催されたセルビアでの世界選手権で優勝し、来年のパリオリンピックへの出場が内定した地元・松戸出身の須﨑優衣選手の姿をひと目見ようと、会場は多くの来場者で埋め尽くされました。オリンピックの金メダル、世界選手権のチャンピオンベルトを手に登場した須﨑選手は「こんなに多くの方々にお越しいただけると思っていなかったので、とても嬉しいです」と驚きながらも、満面の笑みで来場者へ感謝していました。

「東京で必ず金メダルを獲る」と中学2年の時に決意して実現できた話をはじめ、応援してくれる人達の前で試合ができるパリオリンピックが楽しみであること、得意技であるタックルとアンクルホールドに注目して試合を見てほしいことなど、MCとの様々なトークが繰り広げられました。さらに、現在所属しているバルブ製造会社の株式会社キッツの工場でヘルメットを着用しながらバルブを手にした貴重な写真も公開され、色々な側面から須﨑選手の魅力に迫るトークショーとなりました。

後半には、姉の麻衣さんとのスパーリングを披露し、鋭い出足で懐に潜り込んで麻衣さんを担ぎ上げると、金メダリストの実力の一端を垣間見た観衆から感嘆の声があふれていました。

最後にパリオリンピックへの意気込みを尋ねられた須﨑選手は、「金メダルを獲得して絶対に2連覇を達成します」と宣言。有言実行の人・須﨑選手がさらなる栄光を手に地元・松戸へ凱旋する様子を予感させる力強いコメントを残し、トークショーは幕を閉じました。


  • 3.華麗な足さばきと表現力で観客を魅了した一輪車クラブ「MIC

松戸市内を中心に活動する一輪車クラブ「MIC(ミック)」が、「松戸ファンフェスタ」に初登場しました。

トップバッターの男女ペアによるパフォーマンスでは、映画『グレイテスト・ショーマン』の楽曲「The Greatest Show」の重厚な音楽に合わせてパフォーマンスを披露。赤と黒の華麗な衣装を身にまとった2人が軽やかな一輪車さばきで舞う様子に、観客の目は釘付けになりました。続いて、メンバーがスピンやコンパスといった回転技のほか、ビールマンやY字などのバランス系、ペダルではなくタイヤ自体に足を載せて漕ぐ技など様々なテクニックを紹介し、観客に一輪車の魅力を伝えました。

最後は7人によるグループパフォーマンスを披露。「Merry Christmas Mr.Lawrence(坂本龍一)」では楽曲に合わせたゆったりと大きく柔らかい演技を見せると、アップテンポな楽曲の「DANCE DANCE DANCENissy)」では跳ねるようなダイナミックな動きとコンビネーション技の連続に、会場は盛り上がりました。

  • 4.歌あり、ダンスあり、クイズあり!音楽の楽しさを多彩に表現した松戸市消防音楽隊

2年連続の出演となった松戸市消防音楽隊は、アニメソングから懐かしの洋楽、J-POPまでバラエティ豊かな全8曲を演奏しました。アニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマソング「踊るポンポコリン」では、楽し気なリズムで手拍子が生まれ、会場の雰囲気が一気に温まりました。イントロクイズコーナーでは、冒頭数秒のメロディーだけで子ども達から「ドラえもん」や「アンパンマンマーチ」と正解が出る度に、会場からは大きな拍手が送られました。コーナーの最後に演奏された「ジャンボリミッキー」に合わせて男性隊員がダンスパフォーマンスを披露すると、会場内の子ども達も一緒に踊り、会場はテーマパークさながらの空間となりました。

さらに、アニメ「忍たま乱太郎」のテーマソング「勇気
100%」とTHE BOOM「風になりたい」では男性隊員がソロ歌唱を披露し、伸びやかな声が会場の隅々まで響き渡りました。アンコールでは、ゆずの「栄光の架橋」が音楽隊の重厚な演奏と男性隊員デュオの情感あふれる力強いハーモニーで奏でられ、会場内の熱気が最高潮のままクライマックスを迎えました。

 

<イベント概要>
日程:令和5年10月21日(土)・22日(日)
会場:テラスモール松戸 2階アトリウムテラス
主催:松戸市
協力:テラスモール松戸
イベント内容:
   10月21日(土)
    ➊松戸一輪車クラブ「MIC」ステージパフォーマンス
    ➋BMXプロライダー・佐々木元選手、莊司ゆう選手ステージパフォーマンス&BMX体験会
   10月22日(日)
    ➊松戸市消防音楽隊演奏
    ➋東京五輪金メダリスト・須﨑優衣選手トークショー&サイン会