書き損じはがき等の寄贈を呼びかけ、子どもの貧困問題等に取り組む団体を支援 2024年度コープみらい「子ども・子育て支援基金」 3団体へ合計2,100万円を寄付
2024.10.8 17:00
生活協同組合コープみらい(本部:埼玉県さいたま市、代表理事理事長:熊﨑 伸、事業エリア:千葉県・埼玉県・東京都)は、2024年度コープみらい「子ども・子育て支援基金」から、「社会福祉法人中央共同募金会」へ1,260万円、「認定NPO法人 ハンガー・フリー・ワールド」へ420万円、「認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21」へ420万円、合計2,100万円を寄付いたしました。10月4日(金)、コープみらい本部にて3団体への寄付金贈呈式を執り行いましたのでお知らせいたします。
コープみらいは、国内外で飢餓、貧困、格差などに苦しむ子どもの支援に取り組んでいる団体への支援を目的に、2021年11月に「子ども・子育て支援基金」を設立しました。同基金は、組合員より寄贈いただいた書き損じ・未使用はがきや未使用切手等の換金で得られた資金を活用しております。2024年度は、2024年1月から5月に「2024年度はがき・切手回収キャンペーン」を実施し、約2万4千人※の組合員にご協力いただきました。
※はがき・切手を寄贈いただく際に使用する専用封筒の回収数
コープみらいでは、組合員とともに、「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現に向けて様々な活動を支援してまいります。
コープみらい「子ども・子育て支援基金」概要
内容: 組合員のみなさまに、年賀はがき・郵便はがき(書き損じ/未使用)、未使用切手等を専用封筒で寄贈いた
だき、その換金で得られた資金を「子ども・子育て支援基金」として活用いたします。
寄付金額: 2,100万円(2024年度) ※2,100万円を超える換金分は、2025年度に繰り越します。
支援先: <国内団体>社会福祉法人中央共同募金会
「コープみらい×中央共同募金会 子ども・子育て支援助成」に取り組み、困難を抱える子ども
やその家族への支援活動に対する助成を行います。
<海外団体>認定NPO法人 ハンガー・フリー・ワールド
アフリカ、アジア4 カ国(バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ)
の現地の食料支援、栄養改善、啓発活動、提言活動、人材育成事業等の活動への支援
を行います。
<海外団体>認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21
現地NGOと一緒に行っている「フィリピンの路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト」への支援を行います。
寄付金贈呈式の様子は次ページをご参照ください。
<寄付金贈呈式登壇者コメント>
【社会福祉法人中央共同募金会 常務理事 阿部 陽一郎 様】
コープみらいとこの間一緒に取り組んでいる「コープみらい×中央共同募金会 子ども・子育て支援助成」にはたくさんの応募がありました。各団体では、食の支援、学習支援、児童養護施設での自立支援などを進めており、コープみらいとの連携の要望もいただいています。コープみらいとの助成活動は「異なるもの同士がつながり合うことの大切さ」を実感するものです。これからも継続した支援をお願いいたします。
【認定NPO法人 ハンガー・フリー・ワールド 事務局長代行 細井なな 様】
私たちには大切にしている価値「包摂」「連帯」「誠実」「革新」があるのですが、この基金の活動はこれら4つの価値そのものを表し、形にしていると思いました。支援国は、暴力や紛争により多くの若者が未来への希望を持つことが難しい状況が続いています。多くの皆さんが関わるこの基金の活動は、自分たちで食を支えようと頑張っている現地の若者たちにとって、みんなが自分たちを見てくれていることを感じることができ、とても勇気づけられる支援だと感じています。このことを現地の若者たちに伝え、エンパワーメントにつなげていきたいと思います。
【認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21 代表理事 長畑 誠 様】
活動地のフィリピンは発展してきておりますが、一方で取り残された若者や子どもたちがたくさんいます。支援の手を差し伸べるのは世界の大人たちの責務です。現地では、職業訓練などを経て、少しずつですが自立に向けて前に進んでいる若者が着実に増えています。私たちのビジョンにある、「あたたかいつながり」「多様なコミュニティ」をまさに実践しているのがコープみらいだと思います。組合員一人ひとりの想いが形となった寄付金を、子どもたちの未来のために大切に使わせていただきます。
【生活協同組合コープみらい 代表理事理事長 熊﨑 伸】
「子ども・子育て支援基金」の活動は3年目になりました。世の中では郵便の利用が減少してきておりますが、今年も多くの組合員のご協力をいただきました。各団体の皆さまには、寄付金の使われ方や支援国の現状を知る学習会・交流会に参加していただき、取り組みへの理解も深まっています。この基金を支える活動に「台紙への切手貼り付け作業」があり、組合員をはじめ、職員や学生などがボランティアとして携わっていただいています。こうした多くの方々の想いが込められた寄付金を、子どもたちの未来のためにぜひ大切にご活用ください。