唯一無二の技術と革新を加古川市から全国へ「加古川クリエイターズ」農業からスポーツまで、卓越した技が輝くクリエイター達

 兵庫県加古川市には、農業からスポーツまで、様々な分野で輝くクリエイターが数多く活躍しています。今回は、こだわりあふれる加古川のクリエイターにスポットをあててご紹介いたします。

◆牛塚敦子 氏【株式会社 たかみくらファーム】

~ 加古川から全国に、オーガニック野菜をお届け ~ 

 加古川市と高砂市の境、”播磨富士”と呼ばれる高御位山の麓に畑を構える「たかみくらファーム」。農薬や化学肥料に一切頼らず、自然の力で野菜や果物を育てています。
 牛塚氏のこだわりは、「土」。 土壌改良に苦労すること約3年、野菜に力が付くことで虫が付きにくくなっており、強い野菜が育つようになりました。8年目の今では、 多品目ではなく、パプリカ、ネギニラ、いちじくなどに力を入れて、丁寧な栽培を続けています。
 その中でも、露地栽培の「おひさまパプリカ」は、土、風、太陽の力を生かした手づくり農業で、ゆっくりと時間をかけて育てており、まさに栄養満点です。加古川市のふるさと納税返礼品にも選定されています。東京でも「おひさまパプリカ」を使ったジャム『おひさまパプリカジャム』が販売され、料理に使いやすい健康的なジャムとして人気です。
 「農園のめぐみ」シリーズでは、ベジタブルスパイス、ドライベジタブル、ドライフルーツ、グラノーラ、ベジタブルソースなど、多彩にアレンジされた野菜や果物を味わうことができます。 現在、オンラインでも販売されており、牛塚氏は、「加古川の農業を活性化させるきっかけとなれば嬉しい。」と語っています。

株式会社 たかみくらファーム
住所:〒675-0332 兵庫県加古川市志方町横大路381-1
TEL:079-452-1000
HP:https://takamikurafarm.com/

(クリエイタープロフィール)

専務取締役 牛塚 敦子氏

1970年7月30日生まれ。神戸市出身。加古川市志方町に引っ越して、たくさんの耕作放棄地を目にしたことをきっかけに、農業を始めることを決意。土からこだわった丁寧な栽培を積み重ね、最近では、東京にも販路を拡大している。今後の展望として、自社の土を生かし、家庭でも楽しめるような農業キットの開発も検討している。

◆岡田洋一 氏【岡田本家】

~加古川市内唯一の酒蔵として伝統を守り続ける職人~ 

 岡田本家は1874年(明治7年)に加古川市で酒造りを始めました。昭和40年代には加古川市に10軒以上の酒蔵がありましたが、現在では、日本酒の醸造を全て手作業で行っているのは岡田本家だけとなりました。 
岡田氏のこだわりは、できるだけ地域のものを使い日本酒を造ること。そして、クラフトマンとして少量でも質の良い日本酒を造ることです。かつては、大手酒造メーカーの依頼を受けて大量生産をしていましたが、現在の生産方法にシフトチェンジしました。
 しかし、想いとは裏腹に20~30代の若年層のお酒離れは進み、今までのお客様は年齢を重ねてお酒を飲む機会も減少傾向にあります。そこで、協力を仰いだのが兵庫県加古川市の「みとろ観光果樹園」。加古川市内で収穫されたスモモや梅を、日本酒に漬け込むことで、若者でも親しみやすいリキュールを開発しました。2013年には、兵庫県立農業高校と協力し、純米吟醸酒「県農 花てがみ」を開発しています。
 今後も、地元の人と食材を大切にし、幅広い世代のお客様に喜んでいただける良質な商品を造り、認知度を広げていきます。

合名会社 岡田本家
住所:〒675-0017 兵庫県加古川市野口町良野1021
TEL:079-426-7288
HP:http://www.okadahonke.jp/

(クリエイタープロフィール)

合名会社岡田本家 代表 岡田 洋一氏

加古川唯一の酒蔵「岡田本家」代表。オーナー蔵人として杜氏と2人で酒造りを行う日々。代表銘柄の「盛典」のほか、等外米を使った新しい酒造りにもチャレンジしている。

◆横山裕司 氏【株式会社 ユニバル】

~ オンリーワンのくつ下で加古川から世界を駆け抜ける ~ 

 日本有数のくつ下の産地、兵庫県加古川市。横山氏が代表を務める株式会社ユニバルは、播磨平野の豊かな自然に囲まれたその地で、約半世紀にわたってくつ下づくりに邁進してきました。
 高度な感覚の数値化や学術的な見地からの検証等、その研究成果を日々の商品開発につなげ、テーピング理論の応用、着圧と動作性の研究結果などから特許取得や製品化を実現。中でもこだわりの強い「ハニカムテーピングソックス」は、ハニカム(ハチの巣)をイメージさせる六角形が並ぶ構造で、6方向からソフトな絞まり具合と同時に高い耐久性を実現しています。
 横山氏はIDATEN、美脚なでしこ、HAKOKAといった3つの自社のオリジナルブランドも立ち上げており、「美と健康に関する商品は他には負けない」と語っています。更には、原糸、包装用資材などについても環境影響に配慮し、再生糸、再生紙の使用を推進するなど、社会に受け入れられる企業として一層の飛躍を目指します。

株式会社 ユニバル
住所:〒675-0331 兵庫県加古川市志方町西牧219
TEL:079-452-2861
HP:https://www.unival.co.jp/

(クリエイタープロフィール)

代表取締役 横山 裕司氏

1966年1月21日生まれ。兵庫県加古川市出身。創業者である父の跡を継ぎ2代目代表に就任。先代の品質へのこだわりを引き継ぎ、最近では、箱根駅伝で山の神といわれたプロランナー神野大地選手とのコラボで韋駄天×RETO(神野ブランド)も開始しています。今後の展望としては、職種に応じたくつ下などの開発に取り組み、加古川ブランドとしてくつ下を全国に広めていきたいと考えております。

◆三村仁司 氏【株式会社 M.Lab(ミムラボ)】

~ 「最高の1足」にかける想い ~ 

 三村氏が代表を務める「M.Lab(ミムラボ)」は、トップランナーをはじめ野球、ボクシング、テニスなど多彩なジャンルのトップアスリート達や、フィットする靴を求める一般消費者の声に応えるシューズづくりを担っています。メーカーで定年退職を迎える三村氏のもとに、アスリート達から「これから誰にシューズづくりをお願いすればいいのか。ぜひ靴づくりを続けてほしい」という要望が多く寄せられたことをきっかけに設立されました。
 三村氏は、伝説のシューズ職人とまで呼ばれ、陸上競技界でその名を知らない者はいないでしょう。足の計測から仕上げまで、一貫して工房内のシューズ職人が手掛け、2009年の設立以来、実に3万足以上ものシューズを製作してきました。この大量生産の時代において、M.Lab(ミムラボ)では、ハンドメイドの姿勢にこだわり、靴づくりの伝統を継承していきます。

株式会社 M.Lab(ミムラボ)
住所:〒675-0057 兵庫県加古川市東神吉町神吉1123-1
TEL:079-432-1236
HP:https://www.mlab-hp.com/

(クリエイタープロフィール)

代表取締役 三村 仁司氏

1948年8月20日生まれ。加古川市出身。2004年、厚生労働省「現代の名工」表彰。2006年、「黄綬褒章」受章。2009年、アシックスを定年退職し、シューズ工房「M.Lab(ミムラボ)」を設立。2010年には、アディダスジャパン株式会社と専属アドバイザー契約を締結。2018年からはニューバランスの専属アドバイザーに就任している。

◆井上慶太 九段【プロ棋士】

~将棋の魅力を1人でも多くの方に~

 19歳でプロ棋士になり約39年もの間、プロ棋士として活動を続けている井上慶太九段。年間8つのタイトル戦に加え、約15の一般棋戦を戦っています。それらの対局に加えて、地方戦の審判や本の出版、さらに企業の将棋部への指導といった普及活動など、精力的な活動を行っています。
 井上九段が将棋を始めたのは小学2年生。よく父親や近所の友達と対局を楽しんでいたとのこと。中学3年生の夏休み、たまたま出場した将棋大会で準優勝。その成功体験が井上九段をプロに導くきっかけとなりました。そのため、指導スタイルは、成功体験を積んでもらうことを意識しており、将棋を知らない若い世代にも将棋の魅力に気軽に触れてもらうきっかけをつくっています。
 井上九段が語る将棋の魅力は、「礼に始まり礼に終わる」競技であること。将棋は負けると、自ら「負けました」と言わなければならない珍しい競技。そして、勝利した棋士は「ありがとうございました!」と言います。自分で潔く負けを認め、勝利した棋士も対戦相手に感謝の気持ちを伝える将棋は、礼儀作法も身に付けられます。今後は、若い世代へ将棋の裾野が広がることが期待されます。

(クリエイタープロフィール)

井上 慶太九段

1964年1月17日生まれ。将棋棋士(九段)。若松政和八段門下。公益社団法人日本将棋連盟常務理事。1983年にプロ棋士となり、2011年、九段に昇格。かこがわ将棋プラザで「加古川将棋倶楽部」を主宰し、普及活動の拠点としている。