申請書作成時の負担を大幅に軽減する加古川市独自の取り組み 「書かないワンストップ窓口」の運用スタート

~ 一部業務にRPAを活用、業務効率化を図りスマートシティ推進を強化 ~

 兵庫県加古川市(市長 岡田 康裕)は、証明書の交付申請や転入手続きの際、本人確認書類の提示と署名のみで手続きが完了する加古川市独自のサービス「書かないワンストップ窓口」を運用します。

 この窓口では、職員が来庁者の用件を聞き取り、手続きに必要な申請書を代行作成します。来庁者は住所・氏名・生年月日等がプレ印字された申請書の内容を確認し、署名のみ行います。
 また、スマートシティの取り組みの一環として、受付後の事務の流れを見直し、証明書発行業務や住民異動情報の入力業務の一部にRPAを活用することで、役所内の業務の効率化も図ります。

【書かないワンストップ窓口の概要】

■対象となる手続き

・証明書交付申請(住民票の写し、戸籍謄抄本、印鑑登録証明書など)
・加古川市への転入手続き (マイナポータルから転出のオンライン申請をした人のみ)
※住民異動の届出にかかる対象手続きを順次拡大予定。

■導入の狙い

◆市民サービスの向上
・申請書を代行作成することで、来庁者が申請書に記入する手間を削減できる、また、複数の手続きを代行受付することで、来庁者が複数窓口を回る手間を削減できます。
・転入手続きの際には、世帯の状況に応じた「手続き案内書」をシステムから出力してお渡しすることで、来庁者の手続き漏れを防止できます。

◆受付・事後処理事務の効率化(スマートシティの取り組み)
・システムの申請書作成機能やガイド機能の活用により、精度の高い申請書の作成が可能となり、追記・加筆・補記の削減など、受付事務を効率化できます。
・システムの申請データ出力機能とRPAの活用により、各種証明書の発行や他システムへの入力更新処理を自動化し、事後処理事務を効率化できます。

【書かないワンストップ窓口の導入にあたって】

 従来の窓口では、証明書の交付申請や転入手続きの際、市民が申請書を手書きで作成していました。特に、一度に数種類の証明書が欲しい場合や、転入により複数の窓口で手続きをする場合には、複数の申請書に氏名・住所等の情報を何度も手書きする必要があり、市民にとって負担となっていました。
 この度の「書かないワンストップ窓口」を導入することで、システムを活用した職員による申請書の代行作成と複数手続きの代行受付により、市民の負担軽減を目指します。
市民と転入者であればどなたでも活用できるサービスですが、特にデジタル機器・サービスに不慣れな方には、この窓口を活用してほしいと考えています。
 また、加古川市ではいつでもどこでもご利用いただけるオンライン申請の対象となる証明書の種類を拡充中です。

●オンライン上での報道資料公開●

PRTIMES(リリース):https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/84250
PRTODAY(リリース・ニュースレターなど):https://www.pr-today.net/a00442/