GMOグローバルサイン・HDの“今”を伝えるニュースレター Vol.23

 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:青山 満)は、グローバルでシェアを持つ世界トップ5社(※1)の中で唯一の国産電子認証局「Global Sign」を保有し、政府関連機関・大手企業をはじめ世界各国の企業・団体に電子証明書を導入しています。
 本ニュースレターでは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の今をお伝えするため、主なトピックスをご紹介いたします。なお本件に関して、ご取材やインタビューをご希望の方は、下記お問い合わせ先までご連絡いただけますと幸いです。
(※1)有償SSL認証局。英Netcraft社「Netcraft SSL Survey」調べ。

TOPICS① デジタルコンテンツの信頼性に関する 標準化団体C2PAへ参画 ~生成AI時代におけるデジタルコンテンツの信頼性向上へ協力~

 当社は、2024年6月13日(木)にデジタルコンテンツの信頼性に関する標準化団体「Coalition for Content Provenance and Authenticity(以下、C2PA)」へ加入したことを発表いたしました。
 PKI(公開鍵暗号基盤 Public Key Infrastructure)(※2)において長年にわたり蓄積されたノウハウを基に、PKIをベースに標準化をすすめるC2PAに加入し、デジタルコンテンツの透明性と信頼性の向上に貢献してまいります。
(※2)公開鍵と秘密鍵のキーペアからなる「公開鍵暗号方式」という技術を利用し、インターネット上で安全に情報のやりとりを行うためのセキュリティインフラ(基盤) https://college.globalsign.com/ssl-pki-info/pki/
本件に関するニュースリリース:https://www.gmogshd.com/news/news-13750

【C2PAとは】
 生成AIの急速な進化と普及に伴い、デジタルコンテンツの出所と履歴を認証するオープンな技術標準を開発するために、2021年2月に設立された団体。メディアコンテンツの真正性を確保し、誤情報や偽情報の拡散を防ぐために重要な役割を果たします。現在、C2PAにはGoogleやOpenAIなど、多くの企業が参画しており、その数は増え続けています。

【C2PA加入の経緯】
 当社の提供する電子証明書とその技術は、その出所や履歴の明確な証明が可能なため、デジタルコンテンツの信頼性証明に非常に適しており、今後増加が予想される生成AIによるデジタルコンテンツの生産において、極めて重要です。電子証明書技術は、電子証明書によって生成AIが作成したコンテンツの作成者や編集履歴が確実に記録され、第三者による改ざんを防止します。これにより、デジタルコンテンツの信頼性と透明性が向上し、ユーザーは安心してデジタルコンテンツの閲覧や利用が可能となります。

TOPICS② “2025年問題” 高齢化時代のデジタイゼーション ~『hakaru.ai byGMO』を活用したヒューマンエラー防止~

 少子高齢化が進み、人口が減少している日本では、年々高齢者の比率が増えており、厚生労働省の統計調査によると2040年には65歳以上の人口が、全人口の約35%となると推計されています。また、近年では「2025年問題」として、団塊世代が75歳以上の後期高齢者に達し、国民の3分の1が65歳以上となることで医療・社会保障、介護費用の増加や、人口減少に伴う働き手不足が深刻化することが懸念されています。
 これらの課題に対して、ITツールやAIなどの新しい技術などで代替し、効率化を目指す風潮が加速していますが、ツール導入のみではなく、導入前に課題とゴールを確認し、導入後にどの程度状況が好転したのかを検証するなど、効果測定やゴールの設定が重要となります。

 ■『hakaru.ai byGMO』についてhttps://www.hakaru.ai/
 当社ではスマートフォンのアプリでメーターを撮影するだけで、指針や数字で示されるメーター値をAIで読み取り、デジタル化するサービス『hakaru.ai byGMO』    を提供しています。デジタル化された検針値はウェブ上にある台帳にリアルタイムに保存され、撮影したメーターの写真や撮影された日時、撮影時のメモなどを一緒に閲覧できるようになり、ヒューマンエラーによる誤検針の防止となります。

 実際に高齢就労者が利用する場合も多く、操作が「簡単で使いやすい」ことがポイントとなり、製造業の生産・製造管理の現場でのメーター点検で導入いただいております。
 『hakaru.ai byGMO』コラムでは本件に関する詳細をご紹介しております。
 https://www.hakaru.ai/column/digitization3.html

 当社は、今後も手作業によるミスの発生や人手不足といった、さまざまな業界のメーター読み取りの業務課題を改善することで、DX 推進のはじめの一歩に伴走できるよう、導入初期のスモールスタートから段階的なプラン変更、柔軟に対応できる料金・プランラインナップをご用意し、現場のご利用者により支持されるサービスづくりを目指しています。

TOPICS③ GMO GlobalSign, Inc.がメキシコで電子証明書の全サービス提供を決定

 GMO GlobalSign, Inc.は、2024年7月9日にSeguridad America社(※3) との業務提携拡大を発表し、メキシコ市場における電子証明書ベースの全サービスの提供を決定いたしました。
 Seguridad America社のVictor Gonzalez社長は「メキシコはハッカーたちの主要なターゲット国であるため、この提携によりメキシコ企業がより安全になると信じています。私たちは10年以上にわたりGlobalSignのソリューションを販売してきた経験から、製品とソリューションについて精通しており、メキシコでのGlobalSignの新たな顧客基盤を構築していく中で、継続的な関係を築いていけることを楽しみにしています。」と述べました。
 またGMO GlobalSign, Inc.のGMであるLila Keeは「ラテンアメリカ第2の大国であるメキシコで私たちのサービスを提供することは、グローバルでの成長に重要な意味を持ちます。メキシコの企業にサービスを提供することを楽しみにしています。」と述べています。
出展:https://www.globalsign.com/en/company/news-events/news/globalsign-partners-seguridad-america-localized-product-support-mexico

(※3)2012年よりGMO GlobalSign,Inc.と業務提携を開始。2021年にブラジルのベロオリゾンテに総合サービスオフィスを開設し、ペルー、グアテマラ、エクアドルでの製品販売を認定済み。新たに設立されたメキシコシティにあるオフィスを通じて、GlobalSignの製品をメキシコ国内企業に販売予定。