2023 年度 「コープみらい奨学生」 新たに 670 人を決定 3 学年合計で 1,410 人に給付

2023 年度 「コープみらい奨学生」 新たに 670 人を決定 3 学年合計で 1,410 人に給付

一般財団法人コープみらい社会活動財団と生活協同組合コープみらいは、2023 年度「コープみらい奨学生」670 人(新入生:432 人、在校生:238 人)を新たに決定いたしました。

 コープみらい財団の奨学金給付事業は、20234月に高等学校・高等専門学校に入学する1年生、および在校生(進級する2年生・3年生)で、経済的な負担が大きいひとり親家庭(両親がいない方も含む)を対象にした、コープみらいの組合員向けの制度です。今期は116日(月)から331日(金)の期間、募集を行いました。

 コープみらい財団は、社会的に問題になっている子どもの貧困問題の解決の一つとして、奨学金給付事業を20184月入学の新入生から開始いたしました。この奨学金給付事業は、本事業に賛同するコープみらいの組合員に「奨学金応援サポーター」になっていただき、毎月一定金額(1100円以上)をお預かりする『奨学金応援サポーター募金』を主な財源としています。組合員同士が助け合う奨学金制度で、奨学生に月額1万円を返済不要で給付します。

  コロナ禍や相次ぐ物価高で苦労されているご家庭、学生への支援を行いたいという「奨学金応援サポーター」が増えており、今期の募集人数を昨年と同規模の600人としました。奨学生の採用にあたっては、応募者が前年比137%2年間で2倍を超える応募者数と大幅に増加した一方、「奨学金応援サポーター」が25,000人を超え、募金額も年間で1.2億円となり、さらなる給付が可能となったことから70人増やし、670人の採用を決定しました。採用後の奨学生の総数は3学年合計で前年の1,047人から1,410人と大きく増加しました。コープみらい財団とコープみらいでは、助け合いの活動をさらに広げて、多くの奨学生の充実した高校生活をサポートしてまいります。

 

2023年度「コープみらい奨学生」実施概要

給付対象: コープみらいの組合員で、経済的な負担が大きいひとり親家庭(両親がいない方も含む)で、20234月に高等学校・高等専門学校に入学する1年生および、みらい財団奨学金に初めて応募する(2年生・3年生に進級する)在校生

給付金額: 月額1万円、年12万円を3年間給付(返済不要)※3年間給付は新入学生の場合

給付人数: 新規給付人数:670人(新入生:432人、在校生:238人)、既存給付人数:740

合計給付人数: 1,410

奨学金応援サポーター: 約25,000人(20234月現在) ※宅配・店舗で随時、募金受付をしています

20233月に卒業した奨学生の声(抜粋)>

・3年間奨学金を支援していただき、ありがとうございました。通学時間が長く定期代に困っていましたが、奨学金のおかげで不自由なく通学することができました。コロナ禍で環境が大きく変わり、新たな生活スタイルが求められ、大変な日々を過ごしましたが、勉学や部活に集中することができ、無事に卒業することができました。今度は大学に進学し、高校3年間で培ったことをもとに、社会に貢献できるように様々なことを学んでいきたいと思います。

  • ・私は、3年間で沢山のことを学びました。他の高校生と比べると家の経済環境は悪くて、皆が遊んでいる間もアルバイトを頑張っていました。私は私立に通わせて貰えたので学費や交通費がかなり掛かってしまって、アルバイト代のみでは賄えない状況でした。シフトを増やそうと思っても、課題やテスト勉強が重なってしまい、出来ませんでした。ですが、母がコープの奨学金制度というものを見つけてくれて、そのおかげで勉学に励むことができました。春から専門学校に通うことが決まってとても嬉しい気持ちと、コープみらいの方々に感謝を伝えたい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 

・無事に卒業することが出来ました。自転車で片道1時間を3年間、雨の日も休むことなく通学出来たことを本当に嬉しく思います。自分もよく頑張ったと思います。と、同時に僕はこの先就職するので、大好きなトラックに乗って一生懸命仕事して、今まで助けてくれた母親を今度は僕が助けてあげたいと思います。

 

<奨学生の保護者の声(抜粋)>

・3年間、お世話になりました。コープの宅配のお手紙で知った奨学金制度、本当に助かりました。高校までの通学が電車と、バスを乗り継いで通っていたので、定期代が重荷でしたが、この奨学金でまかなうことが出来ました。大変助かりました。無事に希望大学の推薦がいただけました。3年間、ありがとう御座いました。

 ・私立入学が決まった時は、どれだけの支払いなのだろうか?と不安がいっぱいでした。東京は私立無料化が進んでおり負担額の差は少なかった印象ですが、コロナ禍で学費の免除や減額も無く、自宅での食費や光熱費がかさんだのが痛手でした。コープみらいさんの奨学金はライフラインや思春期の子どもが自分の選択で物が購入出来たり、進路が選べたり、まさに未来に繋がる大きな投資となりました。本当にありがとうございました。

 ・あっという間の3 年間ですが、奨学金をいただいたことで我慢をさせることなく、親子ともに心の余裕が生まれました。この高校3年間の経験がこれからの息子の人生の糧になることを願うばかりです。この度は3年間本当にありがとうございました。

 

■奨学金給付事業の仕組み

※ 募金は奨学金給付のみに充て、広報などの諸経費はコープみらい財団で負担しています。

■奨学金応援サポーター数及び在籍奨学生数の推移

<報道関係の方からの取材の申し込み、お問い合わせ先>
生活協同組合コープみらい コープデリ生活協同組合連合会
コミュニケーション推進部  足立、鈴木 TEL:048-839-1430 / FAX:048-839-1859