受験シーズン直前 「勝負に強いまち 加古川」 「かつめし」と「勝めし神社」で合格祈願

~勝負ごとにゆかりのある加古川 勝利を手に入れる秘訣~

 兵庫県加古川市のソウルフードと言えば「かつめし」です。現在では全国区のグルメとなりましたが、受験シーズン前には「勝負に勝つめし」として特に注目を浴びています。

 また、加古川市は天才軍師黒田官兵衛ゆかりの地であり、多くのプロ棋士を輩出しています。まさに「勝負ごと」に縁が深いまちです。今回は受験・勝負ごとに焦点を当て、“勝利を手に入れる秘訣”をご紹介いたします。

■受験生の合格祈願スポット 加古川の「勝つめし神社」とは

70年以上の歴史を持つ「かつめし」は、市内外の100軒以上の店舗で提供されているほか、スーパーで専用のたれが販売されており、加古川市内の各家庭でもよく食べられているメニューです。特に勝負ごとや試験などの前に「かつめし」を食べてから挑むという習慣があり、受験生が試験の前に「かつめし」を食べることは、加古川市の文化と言えます。


 市内にある、かつめし専門店「いろはーず」の店前には、「勝めし神社」という小さな神社があります。
 この神社は店主が「縁起物、ゲン担ぎには神社があったほうが良い」という想いで建立し、お参りして一緒に写真を撮った多くの受験生たちが合格を手にしています。
市内の合格祈願の場所として、「かつめしを食べて、勝めし神社にお参りする」のが受験生の新定番になっています。

「いろはーず」
所在地:兵庫県加古川市加古川町寺家町142-1
営業時間: 11:00~15:00(L.O.14:30)17:30~21:00(L.O.20:30) 〈土日祝〉11:00~21:00(L.O.20:30)
TEL:079-490-3389
定休日:水曜日
※勝めし神社のお賽銭は、全額慈善団体に寄付されています。

■「勝負に強いまち 加古川」は別名「棋士のまち 加古川」

 加古川市は、6名もの市ゆかりのプロ棋士が活躍しております。第23期竜王戦第4局や第61期王将戦第4局の誘致に成功しており、若手棋士の登竜門として知られる「加古川青流戦」(加古川市・加古川市ウェルネス協会主催)は、2011年から続く、一般棋戦としては唯一の自治体が主催する棋戦です。
 対局前の棋士の食事に「かつめし」が選ばれたこともあり、ゲン担ぎのメニューとしても知られています。

■加古川は大河ドラマにもなった有名軍師ゆかりの地

 加古川市はNHK大河ドラマにも頻繁に登場していますが、なかでも天才軍師として知られる黒田官兵衛ゆかりの地です。官兵衛の生涯唯一の妻「光(てる)」が加古川市志方町にある志方城の城主だった櫛橋氏の出身で、官兵衛もたびたび加古川の地を訪れていました。
 黒田官兵衛は、攻城戦で相手の食糧補給手段を絶つ「兵糧攻め」を駆使するなど、戦術に長けた武将であり、「稀有の知将」としても知られています。まさに「勝負に強いまち」の象徴でもあります。