加古川河川敷に賑わいを創出し、新たな魅力あふれる水辺空間を目指す 加古川市「かわまちづくり」プロジェクト
「かわ」と「まち」の融合で、訪れた人が楽しく快適に過ごせる加古川へ
2022.12.12 10:00
兵庫県加古川市は、一級河川加古川の河川敷に賑わいを創出する「かわまちづくり」プロジェクトを進めており、またソフト施策として国土交通省の官民一体の協働プロジェクト『ミズベリング』に取り組んでいます。
JR加古川駅から歩いて行ける加古川河川敷を、「かわ」と「まち」が融合した魅力的な空間へと作り上げるプロジェクトで、訪れた人が楽しく、快適に過ごせる空間を目指しています。
【ミズベリングとは】 「ミズベリング」は、新しい水辺の可能性を切り開くための官民一体のプロジェクトです。河川敷はこれまで営利目的の利用が認められていませんでしたが、2011年度の準則改正で国土交通省の指定を受ければ、飲食店などを開くことが可能になりました。「ミズベリング」では、水辺に興味を持つ市民や企業、行政が三位一体・ひとつの輪となり、持続可能な水辺の未来に向けて改革していくという意味が込められています。 |
《加古川市「かわまちづくり」プロジェクト》
加古川市は地域のさまざまな主体と協働して、「かわ」と「まち」とが一体となった魅力的な水辺空間を形成し、新たな人の流れと賑わいを創出する「かわまちづくり」について協議するため、加古川市かわまちづくり協議会を設置しています。
その中心となる整備・事業計画として、2021年度にシンポジウム・ワークショップ等で集めた市民等の多くのアイデアや意見を基に、「加古川市かわまちづくり計画」を策定しました。市民の方々、民間企業と協力して、加古川河川敷を活用したイベント等の実施、拠点となる河川敷の整備等を進めています。
「加古川市かわまちづくり計画」が国土交通省「かわまちづくり」支援制度に登録
国土交通省では、水辺を活かして地域の賑わい創出を目指す取り組み”かわまちづくり”を推進するため、平成21年度に「かわまちづくり」支援制度を創設し、市町村等からの申請に基づき計画の登録を行い、ハード・ソフト両面から支援を行っています。親水護岸などのハード整備のほか、河川空間へのオープンカフェの設置をはじめとした、地域のニーズに応じて河川空間の多様な利用を可能とする「都市・地域再生等利用区域」の指定を行うなどのソフト施策の支援を実施します。
「加古川市かわまちづくり計画」は、国土交通省の「かわまちづくり」支援制度実施要綱に基づき、2022年8月に国から登録を受けました。国・市の役割分担のもと、各種ハード整備やソフト事業等を進めています。
利便性・安全性をアップ!「かわまちづくり」におけるハード整備
加古川市では、賑わい拠点の基盤整備として、盛土等による堤防整備工事を2023年から実施予定です。広場の整形、駐車場の整備、案内看板の設置などを今後計画していきます。また、国土交通省の支援により、法面(階段状)、護岸(階段状)を整備し、より利便性や安全性を高めていきます。
河川敷に賑わいを!今後の「かわまちづくり」に生かす社会実験を兼ねたイベント開催
加古川市では2021年度から「協働のまちづくり推進事業補助金」を活用して河川敷で音楽やスポーツ、飲食などのイベントを開催できる主催者を募集し、賑わいの創出に取り組んでいます。
イベント内容によっては、市内在住の方はもちろん、市外からも多くの方にお越しいただいており、これまでのイベント参加者数は累計で約14万人と河川敷の賑わいが広がっています。
9月には、加古川河川敷でBMX、熱気球、SUPなどのスポーツやグルメが楽しめる「加古川アクティブスポーツJAM2022」が開催されました。
さらに、JR加古川駅前から河川敷までの中心市街地エリアをもっと活用しやすく楽しめるまちなか空間を実現するための「かわ」と「まち」をつなぐイベント「かわのまちマーケット」、堤防に様々なキッチンカーが集まる「加古川deリバーkitchen」など、河川敷の集客ポテンシャルや駅からの動線を確認し今後の「かわまちづくり」に生かす社会実験を兼ねたイベントも開催しています。
【今後のイベント予定】 〈2023年〉 詳細や今後の予定については、加古川市HPよりご覧いただけます。 |
●オンライン上での報道資料公開●
PRTIMES(リリース):https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/84250
PRTODAY(リリース・ニュースレターなど):https://www.pr-today.net/a00442/