子育て世代が選ぶ新しい住みたい街へ 親子で成長できる充実した環境 自然と文化に満ちた都市、加古川市の子育てへの取り組み

加古川市 岡田市長が自身の経験を合わせご紹介

兵庫県加古川市(市長 岡田 康裕)は、一級河川である加古川や播磨富士と呼ばれる高御位山など緑・自然が溢れる県内屈指の中核都市です。近隣主要都市へのアクセスもJR大阪駅まで約50分、JR三ノ宮駅まで約30分と通勤・通学にも便利な場所に位置しています。

子育て世代が住みたい街として、「加古川市の子育て施策」、「先端教育」「将棋」など文化的要素や「山」、「川」など自然の要素をご紹介します。

また、加古川市岡田市長の経験やおすすめのポイントなど、エピソードも含めてご紹介します。

1. 乳幼児を安心して子育てできる環境の整備

市内に2つの子育てプラザとサポート施設 子育て家庭をしっかり応援!!

 子育てプラザは、安心してゆとりのある楽しい子育てができるよう、就学前の子どもと保護者が気軽に利用・交流できる場を提供し、育児相談や子育てサークルの育成・指導などを通して子育てを応援する施設です。
 こども広場は、自由なスペースとして就学前の子どもと保護者が利用することができます。また子育てサークル活動に利用できるプレイルーム、芝生広場、年齢に応じて遊べる室外遊具などがあるほか、年齢や季節に応じたイベントや講座を多数開催しています。
 また、市内在住で主に在宅で子育てをしている人を対象に、6カ月~就学前の子どもを無料で預かる託児サービスを実施し、「美容院に行きたい」「たまには1人でゆっくりしたい」など、子育て中のパパママの「~したい」をサポートしています。

東加古川子育てプラザ

所在地:加古川市平岡町一色797-295(加古川東郵便局東隣)https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kodomo/kodomoseisaku/kosodateshien/1413437664699.html

加古川駅南子育てプラザ

所在地:加古川市加古川町篠原町21-8 加古川ヤマトヤシキ7階
https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kodomo/kodomoseisaku/kosodateshien/1413445196890.html

ファミリーサポートセンター

所在地:加古川市加古川町篠原町21-8 加古川ヤマトヤシキ7階https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kodomo/kodomoseisaku/kosodateshien/1413439120376.html

 加古川市のファミリーサポートセンターは、平成15年に開設し、多くの子育て世代を長年サポートしています。令和4年度は、保育園や児童クラブの送り迎え、一時預り、習い事などへの送迎など、2,000件を超える利用がありました。 利用された保護者の方から「ファミリーサポートセンターやサポーターさんのおかげで仕事が続けられました」や「育児がしんどい時に少し預かってもらってリフレッシュができたので、気持ちが楽になりました」などの声が寄せられています。
 令和5年4月から、会員登録している方で令和5年度に生まれた子どもを養育する方に、6時間無料で使用できる育児サポート無料クーポン券の配布や、10月からは生後6ヶ月未満の育児補助が開始するなど、子育て世代の方がより利用しやすいように制度の充実を進めています。

市内にある4つの図書館

 加古川市には図書館が市内に4つあり、児童書を含め合わせて約82万冊の蔵書があります。子育て世代や市内に通勤・通学する方に多く利用され、中でも2021年に移転・リニューアルオープンした加古川図書館は利用しやすい学習・ワークスペースが人気となっています。
 また、各図書館では子育てに役立つ育児本などを揃えているほか、子どもの年齢に応じて読み聞かせに向く絵本の紹介も行っており、多くの子育て世代に利用されています。

加古川市立中央図書館

所在地:加古川市平岡町新在家1224-7

加古川市立加古川図書館

所在地:加古川市加古川町篠原町21-8 カピル21ビル6階

加古川ウェルネスパーク図書館

所在地:加古川市東神吉町天下原370

加古川海洋文化センター図書室

所在地:加古川市別府町港町16
開館時間や休館日については、加古川市の公式HP「加古川市の図書館」で確認いただけます。
加古川市の図書館 https://www.lics-saas.nexs-service.jp/kakogawa/index.html

2. 学童期における加古川市の先端教育

AIを活用した小学校での英語教育

 英語教育において、対面型のコミュニケーションを重要視してきましたが、それに加え、1人1台端末を活用した非対面型のコミュニケーション機会の充実を図ることにより、対面型と非対面型のハイブリッド型英語教育を推進しています。
 市内の小学校では、小学校5・6年生が1人1台端末を使い、授業や家庭でAI音声認識システムによるコミュニケーション練習を行うとともに、学期ごとにパフォーマンステストも実施しています。

ネット環境の整備~ICT教育を強力に推進するためのハイブリッド型通信環境も構築~

 令和3年度から「地域BWA(広帯域移動無線アクセス)※1」により、子どもたちが校舎内だけでなく、屋外や各家庭でも1人1台端末を活用することができる環境が整っています。
 また、昨年9月から市内の小学校17校339教室、中学校7校125教室で光回線サービスの利用を開始し、教室においてさらなる通信の高速化を実現しました。
 個々の普通教室に直接、光回線を1本ずつ敷く通信環境は全国的にみても類を見ない加古川市独自の取り組みのひとつです。
 令和5年度にはすべての市内小・中学校の普通教室に光回線を導入し、学校では光回線、家庭などでは地域BWAを活用できるハイブリッド型の通信環境の構築によって、GIGAスクール構想をさらに進めています。

地域BWA ※Broadband Wireless Access (広帯域移動無線アクセス)について

 地域BWAサービスは、大手通信キャリアとは異なる2.5GHz帯の周波数の電波を使用し、地域の公共サービスの向上やデジタル・デバイド(条件不利地域)の解消等、地域の公共の福祉の増進に寄与することを目的とした電気通信業務用の無線サービス。通信する際に、使用される領域や規模が広いのが特長で、多くのデータ送受信を高速で行うことができる通信方法。
 加古川市では、地域BWAの無線局免許を持つBAN-BANネットワークス株式会社と協力して市域全体をカバーし、教育環境に活用しています。

両荘地区小中一貫校(両荘みらい学園)が令和6年4月開校

 全国的に少子化が進む中で、加古川市の両荘地区でも児童生徒数が大きく減少する見込みとなっており、早急な取り組みが必要でした。
 加古川市では、令和2年1月に両荘地区全戸に対する「両荘地区の教育環境に関するアンケート調査」を実施し、地域住民から将来の教育環境のあり方に関する率直なご意見をいただきつつ、その意見をもとに協議、検討を重ねてきました。
 協議、検討を経て、両荘地区の子どもたちにとってよりよい教育環境を確保するために、現在の加古川市立両荘中学校の敷地内に、同中学校、加古川市立平荘小学校及び上荘小学校を統合した義務教育学校(施設一体型小中一貫校)「両荘みらい学園」の開校を決定しました。(令和6年4月開校予定)

 

 1~9年生の異学年交流が促進されることで、上級生には良き手本であろうとする意識や下級生を思いやる心が生まれやすくなるとともに、下級生は上級生を良きロールモデルとして目標にし、憧れを抱きながら生活することができます。また、4-3-2制の導入によって前期課程から後期課程へのゆるやかな接続が可能となることで、中一ギャップの緩和が期待されます。
 そして、小中一貫教育の軸となる「独自教科」として、ふるさとや自分自身の未来について考える「ふるさとみらい科」と、9年間を通して英語に触れる楽しさを味わうことでグローバルな人材育成を目指す「英語科」を設定し、特色ある学びが展開されます。
 さらに、両荘公民館を学校敷地内に移転し、学校施設との複合化を図ることで、児童生徒と施設利用者との交流や、学校と地域との連携・協働をより深め、児童生徒が多様な活動に触れる機会が増加することにより、教育活動のさらなる充実等が期待できます。 また、学びの場を拠点とした地域コミュニティの強化等の効果が期待できます。

3. 安全・安心な環境で子育てできる都市

市内に合計約1,500台の見守りカメラ、AIを搭載した150台の高度化見守りカメラを設置 

  
 加古川市ではかねてより、スマートシティ推進の一環として、市内に約1,500台の見守りカメラを設置しています。見守りカメラの設置効果として、令和4年の刑法犯認知件数は、設置前の平成29年と比較して約40%減少しています。 

 令和5年2月からは、AIを搭載した高度化見守りカメラを市内150ヵ所に設置し、これまで以上に犯罪や交通事故の未然防止を図り、さらなる安全・安心のまちづくりを目指しています。今後も効果検証を重ねながら、警察や地域住民のみなさまからの意見などを考慮し、見守りカメラの更新や移設などについて検討を進めていきます。

 

市内の小学校1年生は無料で利用できる見守りサービス

 高度化見守りカメラには、既設の見守りカメラと同じく、ビーコンタグ(BLEタグ)検知器が内蔵されています。見守りサービスは、タグを持った子どもが見守りカメラ付近を通過すると、ご家族が位置情報履歴を確認することができるサービスです。加古川市では、市内の小学校1年生の児童は無料でご利用いただけます。
 令和5年度から、「株式会社ミマモルメ」、「綜合警備保障株式会社」に加え、「ジョージ・アンド・ショーン株式会社」が見守りサービスの提供事業者に加わりました。市が所有する公用車や日本郵便株式会社の郵便配達用バイクにもビーコンタグ(BLEタグ)検知器を設置し、検知ポイントの拡大に努め、サービスをより強化しています。

みまもりアプリで見守りボランティア

 子どもや高齢者等を見守るご家族の不安や負担を軽減し、地域全体で安全安心のまちづくりを目指すため、いつもの生活を送りながら「みまもりアプリ」を使っての見守り活動に取り組む見守りボランティアを推奨しています。
 散歩などの外出の際に、お持ちのスマートフォンにインストールした「みまもりアプリ」の見守り機能をオンにすることで、見守りボランティアとして活動いただけます。

 

 

 

 

 

4. 「棋士のまち加古川」ならではの取り組み

市ゆかりのプロ棋士が7名いる全国的にも稀な都市

 加古川市は、市ゆかりのプロ棋士7名が活躍中であることから「棋士のまち」を全国に発信しています。
 令和5年4月~9月に実施された第73回奨励会三段リーグでは、加古川市出身・在住の上野裕寿さんが四段昇段を決め、10月1日付けでプロ棋士となりました。 上野さんは、同じく市ゆかりの棋士であり、これまでにも多くのプロ棋士を育てられている井上慶太九段のもとで腕を磨いてきました。昨年10月に開催された第54期新人王戦で見事優勝するなど、今後の活躍が期待される注目のプロ棋士です。小学生の頃から遠くに通わずとも身近に将棋を本格的に学べる場があったことや多くの対戦相手がいたことがプロ棋士への足掛かりとなりました。

加古川市ゆかりのプロ棋士らが、小学校で「将棋の授業」を実施

 加古川市では、毎年1月にプロ棋士との交流できるイベント「将棋フェスタ」、8月に「夏休み将棋教室」などが開催され、加古川市主催の日本将棋連盟公式戦「加古川青流戦」は今年で13期目を迎えるなど、将棋が市民や子どもたちにとって身近な存在になっています。 令和3年からは、若い世代にも将棋にふれるきっかけを作り、ふるさと意識の醸成などにつなげてもらうことを目的に、市内の一部の小学校で将棋の授業をスタートさせました。小学校3年生を対象に、井上慶太九段やお隣の高砂市出身の村田智穂女流二段が合計4時間の授業を行い、全く将棋にふれたことがない児童でも楽しめるよう駒の種類や動かし方などを指導しています。

5. 自然:川、公園に恵まれた土地で子育てできる

いつもの加古川で非日常体験ができる

 全国有数の一級河川「加古川」では、カヌー競技日本代表の合宿が行われるなど、カヌーやボートに関する大会、子どもや親子で楽しめるカヌーイベントなどが盛んに開催されています。

 また、“かわ空間”と“まち空間”が融合した良好な空間形成を目指し、河川敷に賑わいを創出する『かわまちづくり』を進めていることから、年間を通して加古川河川敷にて様々なイベントが開催されています。グルメや音楽フェス、スポーツなど子どもと一緒に楽しめるイベントが多数開催され、楽しい週末を過ごすことができます。

自然を活かした市内の大型公園がよりファミリーで楽しめるスポットにリニューアル

 現在、市内にある3つの大型公園がリニューアルオープンに向けて計画・工事が進んでいます。どの公園も加古川の自然を活かしつつ、ファミリーで楽しめる場所に生まれ変わる予定です。

みとろの丘(みとろフルーツパーク)

所在地:加古川市上荘町見土呂845-16

 「つくる、つながる、みんなの居場所」をコンセプトに、宿泊、農業体験、食事などが身近に楽しめる公園へとリニューアルします。令和5年8月と10月に2段階に分けて一部オープンしています。10月の2次オープンでは、施設のシンボルであるグラスハウスをリニューアルし、レストランと植物ショップがオープンしました。令和6年4月26日にはグランドオープンし、キャンプ・グランピングなども楽しむことができる施設となります。

日岡山公園

所在地:加古川市加古川町大野1682

 加古川市最大の総合公園で、野球場、グラウンド、体育館、プール、テニスコートなどのスポーツ施設や遊具等が充実しており、多くの市民で賑わっています。桜の時期にはソメイヨシノが公園に咲き乱れる桜の名所です。
 日岡山公園は令和9年度にリニューアル予定であり、子育て世代のニーズに対応する大型複合遊具や芝生広場、トイレ、親水空間などを整備する予定です。スケートパークと3×3コートがあるニュースポーツゾーンは令和7年に先行オープンします。

権現総合公園

 令和7年4月に加古川市北部、山陽自動車道の権現湖パーキングエリアから降りられる場所に公園を整備予定です。子育て世代が楽しめる大型遊具のほか、乳幼児用の遊具や芝生広場、サイクリストの休憩所を整備予定。隣接する権現湖の散策路と一体になって、多くの世代が楽しめる公園となる予定です。

高御位山(たかみくらやま)

加古川市の北西部に位置し、標高は304m。その美しい姿から “播磨富士”と呼ばれ、アクセスの良さや初心者にも登りやすいことから日帰り登山を楽しむ登山者に人気の山です。

 令和4年12月には、「高御位山成井登山口」に新たに駐車場「高御位山成井第2駐車場」が整備され、自動車でのアクセスがさらに便利になり、現在も市内、市外問わず多くの登山者で賑わっています。
 家族連れで登山される方も多く、個人差はありますが、子ど もでも30分~40分ほどで山頂までたどり着けます。また、たくさんのルートがあるため、半日から一日をかけた本格的な縦走登山も楽しめます。
 山頂からの景色は抜群で、天気の良い日は明石海峡大橋、六甲山、関西国際空港、四国方面まで見渡すことができ、加古川ベイエリアの工場地帯の夜景も美しく見える加古川市おすすめのおでかけスポットです。


6.
 加古川市 岡田市長より報道関係者のみなさまへ

 加古川市では、安心して子育てができ、充実した学習環境で子ども達が学ぶことができるよう、様々な取組を進めています。
 私自身も3人の子どもを育てていて、まちの暮らしやすさ、子育てのしやすさを、まさに実感しています。記事では様々な取組を紹介していますが、何といっても通学路を中心に設置された1,500台を超える見守りカメラは安心感があります。また、学校のICT環境が充実していて学校でも家庭でも無料の通信環境のもとでタブレットを活用することができます。
 また、最近は加古川ならではの魅力づくりに力を入れています。市街地のすぐそばにある広大な加古川河川敷や日岡山公園では民間の皆さんによる魅力的なイベントが頻繁に開催されています。私も週末に家族と一緒に出かけて、イベントを楽しんでいます。
 さらに、4月26日には市北部にある「みとろの丘」がリニューアルオープンし、市街地から車で20分足らずの場所にありながら豊かな自然の中でキャンプやグランピングを楽しめる施設が完成するので、楽しみにしています。引き続き、子育て・教育環境が充実した加古川市の取組に是非ご注目ください。

  • オンライン上での報道資料公開●

PRTIMES(リリース): https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/84250
PRTODAY(リリース・ニュースレターなど): https://www.pr-today.net/a00442/